初実戦無失点の好投見せた菅野智之
2月27日に巨人は広島カープと練習試合を行い、先発には今季初実戦となる菅野智之が上がった。
小林誠司とのバッテリーで、2イニングを2安打3奪三振無失点と順調な調整ぶりを見せた。
最有力視される4年連続7度目の開幕投手については「まだ開幕で投げるかわからないですけど、その辺は体の状態を万全な状態に。次いつ投げるかわからないですけど、そこに向けてしっかり調整していきます」と語った。
打っては、この日4番に座ったゼラス・ウィーラーが1回にレフト前ヒットで先制点をもたらすと、3回にも追加点となるレフト線へのツーベースヒットを放ち、2打席連続のタイムリーヒットを放った。
リードオフマン・梶谷隆幸も4回にライト前タイムリーヒットを放つなど、2安打と躍動した。
広島カープに打ち勝った巨人は、これで対外試合3連勝となった。
意地の2点打放った北村拓己
背中の張りを訴え、大事を取って帰京した岡本和真に代わって2戦連続サードとなる「5番・三塁」でスタメン出場した北村拓己は、3打席凡退で迎えた7回1アウト満塁のチャンスで、ケムナの高めに浮いた113キロのカーブを弾き返し、センター前へ2点タイムリーヒットを放った。
なんとか4打席目に結果を残せた北村拓己は、「4打席連続何もなしで終わるのか、1本出してその日を終えるのかで全く違ってくる。何とか点が欲しいところだったのでそういった意味では最後、自分の仕事はできたかなと思います」。と最後の打席で結果を残すことができ、胸を撫で下ろした。
守備でも4回に三塁線の難しい当たりに跳びつき、素晴らしい守備を魅せた北村拓己は、「あそこが抜けるとツーベースになって必ずピンチを迎える。前に落とせばアウトにできるチャンスはあるので、サードの時はそういった心持ちでやってます」。と好捕で先頭打者をサードゴロに仕留め、相手に流れを渡さなかった。
「明日も広角にしっかり打ち分ける自分の持ち味と、積極性を忘れずに、どんどんスイングをかけていきたい」。と吉川尚輝と争う正二塁手という定位置奪取へ最後までアピールを続ける。
公開日:2021.02.28