2軍も原監督自らしっかり視察
2月2日の原監督は、「自分の目で見ておく、体感しておくのは重要」と話し、午前中は2軍ブルペンで2019年秋に左アキレスけん断裂する重傷からの完全復活を目指す野上亮磨や昨年5月に支配下登録を勝ち取った沼田翔平の投球練習を視察し、午後には2軍投手のフリー打撃登板を視察し、太田龍、堀岡隼人、井上温大、谷岡竜平、山川和大、田中優大の投球をじっくりと見て回った。
太田龍、堀岡隼人、井上温大、谷岡竜平、山川和大、田中優大の投球をじっくりと見た中で、原監督の目を奪ったのが、2019年ドラフト4位で巨人に入団したプロ2年目の井上温大だ。
「それぞれがすごく成長している。井上君も去年の今頃からは別人のような体つき。1年間の成長の跡が見られた」と太田龍、堀岡隼人、井上温大、谷岡竜平、山川和大、田中優大がそれぞれの成長を感じられたとする中で、大化けの期待漂う成長を見せた井上温大を絶賛した。
原監督絶賛の井上温大
プロ1年目だった昨季はシーズン終盤に2軍のローテーションに食い込み、9試合の内、先発5試合に登板した井上温大は、公式戦初勝利も挙げるなど、1勝1敗、防御率4.80という結果を残した。
オフには、西武ライオンズの内海哲也の自主トレに同行し、「人生で一番きつかったです」と話すほど、徹底的に走り込みを行い、基礎体力向上に手応えを感じるトレーニングを積んできた。
内海哲也からは「いい真っすぐ投げるな」と直球を褒められたと明かし、その言葉を自信に変え、更なる球速アップを目論む。
キャンプでも引き続き、「153キロとか、150キロじゃなくてもっと上を目指していきたい」と球速アップにもこだわって練習に取り組んでいく構えを示した。
キャンプ2日目にして、原監督の目を奪うことに成功した2年目左腕が与えられるチャンスをしっかり物にし、開幕1軍へ食い込むことができるのか注目だ。
公開日:2021.02.04