西田有志海外移籍
代表エース西田有志がイタリア1部VIBOバレンティア移籍を発表「石川祐希選手と日本人対決して勝ちたい」
バレーボール日本代表エース西田有志(ジェイテクトSTINGS)が9日、イタリアリーグ1部のVIBOバレンティアに2021-22シーズンに移籍することを発表した。
会見の模様をお届けする。
発表が遅くなって申し訳ない。オリンピックなどがあって機会がここになった。
今年僕はイタリアのVIBOバレンティアというチームに行くことにしました。
オリンピックも経て例年よりも各国と戦えた姿をお届けできたと思います。
でも、結果を見てしまえば上位チームに勝ててない。上位チームに勝つためには、現状は自分たちの経験値や能力、マインドがまだレベルがそこに到達していない。
オリンピック始まる前には決めていたことですが、この1年にかけてきました。
レギュラーとしてずっと使っていただいて、Vリーグで優勝、天皇杯で優勝ということを経験させていただいた。そこから離れるのは寂しさはありますが、僕もまだ若いですし、行きたいといってすんなりOKしてくださったチームには感謝しかない。
自分が海外に行ってどれだけ長くやるかは全くわからない。とりあえず1年行って、他の石川選手のように長く経験を積むこともあるかもしれない。自分の人生のやりかたは1年やりきってそこでバレーボールをやめてもいいと思えるように。次のパリオリンピックでもっといい結果を出せるよう、この道を選びました。
――新しい挑戦で期待していること、不安に思うこと。
西田:期待しているのは、自分の能力がどこまで上げられるか。この1年はオリンピックを経て考え方が変わった。もっと強く、もっとうまくなりたい。そういう1年になるかな。
不安な部分は、僕は誰かと喋っていないときついので(笑)、ホームシックにならないかなということだけ。喋れてるか喋れてないかわからないですけど、いつもどおりコミュニケーションを取っていきたい。
――石川祐希選手がイタリアでプレーしていますが。
西田:日本人対決をイタリアでやれてないので、それができることを嬉しく思うし、やるからには勝ちたい。切磋琢磨したい。チームスポーツはチームの勝ちなので、どこのチームでも戦っていきたい。
今まで一緒のチームでしかやってないので、どうなるかわからないですけど、点の取り合いをして見せれば日本のレベルが上ったとお見せできるのではないか。バレーボール選手の仕事だと思います。
昨季リーグ最終戦で胴上げされる西田。このときには移籍は決まっていた。
――イタリアのご飯は?
西田:食については自炊をしてるので、そんなに心配してないです。
――いつから考えていましたか?
西田:最初の代表に選んでいただいたときのネーションズリーグの時に。自分がどこまでいけるかという環境としては一番いい。そこで成功するかしないかわからない。成功したらより嬉しいと思います。
写真:火野千鶴
写真提供:FIVB
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公開日:2021.08.10