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バレー女子準決勝を制し、決勝に進出したのはアメリカとブラジル!【東京オリンピック】

東京五輪 バレー女子準決勝のレポート

女子はアメリカとブラジルが決勝進出 ギマラエス監督「大会が終わってから泣いたり、タンダラがいないのを寂しく思ったりすればいい。今はやるべきことをやる」

リオ五輪の準決勝と同じ対戦になったセルビア対アメリカ。ドーピング発覚で揺れるブラジル対韓国。決勝へ進んだのはアメリカとブラジルだった。試合後のコメントをお届けする。


■準決勝第1試合 アメリカ3-0セルビア
(25-19、25-15、25-23)

予選リーグで負傷したSジョーディン・ポールターがコートに戻り、安定感も増し、バランスの取れた配球で相手に的を絞らせない攻撃を展開する。また、ブロック本数アメリカ12対セルビア8、サーブ本数も6対0と、アメリカがサーブ&ブロックで相手の攻撃を封じ込めた。

アメリカ、カーチ・キライ監督:ボスコビッチは誰も止めることはできません。私たちはただひたすら封じ込めようと挑戦しました。また、セルビアにはマーヤ・オグニェノビッチという世界有数レベルのセッターがいます。彼女のトスはとてもトリッキーでオーソドックスではないので、対戦は容易ではありません。


アメリカ、MBフォルケ・アキンラデウォ:今日の出来は驚異的だったと思います。試合前にこの流れを思い描いていました。プランを練って、それを実行することをイメージしていました。それが実際にうまくいって、とても嬉しいです。チームの信頼関係を感じます。(USAVolleyballのインタビューより)

セルビア、OPティヤナ・ボスコビッチ:今日は自分たちの思うレベルの試合ができず、がっかりしています。しかし、私たちは勝っても負けても団結しています。銅メダルをとることも私にとってはひとつの勝利です。ですから皆で次の試合に全力を尽くします。(FIVBのインタビューより)

■準決勝第2試合 ブラジル3-0韓国
(25-16、25-16、25-16)


試合前にOPタンダラ・カイシェッタがドーピング違反容疑でチームを離れ、動揺が走った。しかし、苦しいときこそ団結するのがブラジル。高い集中力を保ち、ブロック本数ブラジル15本対韓国3本と圧倒した。韓国もレシーブで繋ぎラリーに持ち込むが、ブロックを意識してかフェイントやアウトボールが多くなり、追いつくことはできなかった。

ブラジル、ジョゼ・ギマラエス監督:タンダラが何もしていないと信じています。何もかもが短時間に起こって、とても難しい状況でした。私たちには戦う理由があります。メダルをとること、そして2億2千万人のブラジルを代表していることです。そのことに集中し、戦い、走り抜きたいと思います。大会が終わってから、あれこれ考えたり、泣いたり、タンダラがいないのを寂しく思ったりすればいい。今はそんな時間はありません。やるべきことをしなくてはいけません。

ブラジル、OHフェルナンダ・ガライ:これが私が代表チームで戦う最後の機会でしょう。できる限りの事をしたいと思います。コートの中ですべてを出し切って、1試合1試合仲間たちと楽しみたいです。このグループはとてもエネルギッシュです。とても幸せで誇りに思います。金メダルを勝ちとりたいと思います。(TVGloboのインタビューより)


韓国、OHキム・ヨンギョン:銅メダルをかけた戦いが東京での最後の試合になります。ですからしっかり準備したいです。今日の負けをくよくよするよりも、勝利を考えなくてはいけません。(FIVBのインタビューより)

取材:ブラジル在住 唐木田 真里子

写真提供:FIVB

情報提供『バレーボールマガジン』
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