勝負強さ発揮しサヨナラ打放った八百板卓丸
7月30日に行われたイースタン・リーグのDeNAベイスターズ戦に、8回、立岡宗一郎の代打として途中出場した八百板卓丸は、1打数1安打1打点1四球とサヨナラタイムリーツーベースヒットを放ち、1軍昇格へアピールした。
8回1アウト1、2塁のチャンスの場面で、立岡宗一郎に代わり、代打で打席に立った八百板卓丸は、DeNAベイスターズ2番手のコルデロから7球粘り、フォアボールを奪い、1アウト満塁のチャンスを演出し、重信慎之介のタイムリーヒットを呼びこむと、ウレーニャのタイムリーヒットで同点とし、9回2アウト1、2塁のチャンスの場面で、DeNAベイスターズ3番手の風張蓮の3球目シュートを捉え、レフトフェンス直撃のサヨナラタイムリーツーベースヒットを放ち、巨人2軍を勝利に導いた。
レフトフェンス直撃のサヨナラタイムリーツーベースヒットを放った八百板卓丸は、納得の表情を見せた。
八百坂卓丸は、聖光学院高校から2014年育成ドラフト1位で楽天に入団。2017年に支配下登録され、2018年には1軍で27試合に出場。2019年は1軍出場がなく戦力外通告を受け、同年12月に巨人と育成選手契約を結び、昨シーズンは2軍でレギュラーを張り、イースタン・リーグ5位の打率.313をマークし、阿部慎之助2軍監督からも「今のまましっかりやっていたら大丈夫」。とお墨付きをもらい、着実に実力をつけて臨んだ今シーズンの2次キャンプから支配下登録された。
レフトフェンス直撃のサヨナラタイムリーツーベースヒットを放った八百板卓丸の勝負強さに、原監督も熱視線を送っており、エキシビションマッチでの起用に意欲を示している。
崖っぷちから這い上がる八百板卓丸が巨人移籍後初の1軍昇格を果たす為、エキシビションマッチで結果が求められる。
公開日:2021.07.31