全国49地区 夏の大会データベース
【広島】
《2022年 センバツ結果》広陵 2回戦、広島商 2回戦
●甲子園での戦い&夏の展望
甲子園8勝9敗も拭えない県勢の停滞感!今夏は大型チーム・広陵が圧倒的優位か
この10年は8勝9敗も、初戦突破は3度のみで6度の初戦敗退は県勢としては寂しい成績。そんななか気を吐いたのが17年の広陵だ。この年の広陵は好左腕・平元銀次郎と中村奨成(広島)のバッテリーと切れ目のない打線で中京大中京、秀岳館、聖光学院、仙台育英、そして天理を撃破。決勝では花咲徳栄にやぶれ、悲願の優勝旗はまたも逃してしまったが広陵らしい強さを久々に見せつけた戦いは地元を熱狂させた。
今年の広島はその広陵が優勝候補の筆頭格。昨秋中国大会では広島商を破って優勝、秋の神宮大会では準優勝。春のセンバツは2回戦敗退も、エース・森山陽一朗はじめ投手も務める中軸の内海優太、真鍋慧ら全国レベルの選手がズラリ。春県大会チーム打率・397、5試合で11本塁打の攻撃力は“頭二つ”抜けている。
その広陵に春県大会準決勝で敗れた呉と今春選抜に出場した広島商が二番手枠。呉は飛び抜けた選手はいないものの粘り強い野球が信条で、広島商は捕手の松浦大河はじめ植松幹太ら好選手が目白押しなうえにいやらしさは相変わらず。春県準優勝の崇德は主戦の宮原廉に次ぐ投手が課題もそこをクリアできればチャンスあり。
古豪の呉港、広島新庄がどこまで仕上げてくるか。ダークホースは大型右腕・内野海斗、振本隼汰ら140キロ超級が目白押しの武田。ほかに尾道、西条農、如水館などが上位をうかがう。
全国49地区夏の甲子園DATABASE【中国編】
●地区34年ぶりの夏日本一へ!
中国勢で夏優勝を経験しているのは広島と山口の2県。直近は1988年の広島商業と実に33年、優勝から遠ざかっている。過去10年を見ると岡山、山口、島根がそれぞれベスト8進出1回、広島が準優勝1回も、全体的に低調な印象は拭えない。現状を打ち破るのはどこだ!
夏優勝経験は広島と山口!現状を打ち破りたい5県
この10年、古豪VS新興勢力の図式が定着し底上げ感中国一の岡山は、今春中国大会を制した創志学園、タレント揃いの岡山学芸館という2つの〝新〞、春から一気にチーム力を上げてきた古豪・岡山理大附が中心軸。
夏の甲子園勝率ランキングで全国トップクラスの広島は昨秋の明治神宮大会準優勝校・広陵が優勝候補筆頭格。これに春県準優勝の崇德、センバツで復活を印象づけた広島商はじめ呉、広島新庄、オールドファンには懐かしい呉港がどこまで食い込めるかが見どころ。
毎年のように代表校が入れ替わる群雄割拠の山口は春県大会の〝ワン(宇部工)・ツー(下関国際)〞が中心。堅守がウリの宇部工と総合力の下関国際という構図に2年連続で山口の夏を制している高川学園がストップをかけることができるか。高校野球創成期の強豪・鳥取は、県下で無双状態の鳥取城北が頭ひとつ抜けた状態。
島根は昨秋、今春の県を制した立正大淞南が筆頭も昨夏甲子園ベスト8の石見智翠館、今春中国大会で鳥取城北(鳥取)を下した益田東なども侮れず、今年もやっぱり混戦か。
出典:『がっつり!甲子園2022』
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ブラバン応援も復活で甲子園へ夏きゅん‼︎コロナ下で、対外試合や練習方式に制限を受けた世代の球児たちが最後の夏にすべてのパワー全開で一躍雄飛する!この夏の主役候補たちに大接近!代替出場のセンバツで準優勝を射止めた近江・多賀章仁監督と魂の594球エース山田陽翔、絶対王者・大阪桐蔭への雪辱を誓うドラフト候補エース・米田天翼、イチロー魂導入で春ベスト4に躍進した國學院久我山・尾崎直輝監督、甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!最強世代の呼び声高い2年生四天王のトップ・佐々木麟太郎の凄さ、春夏連覇を目指す大阪桐蔭の強さも大分析!さらに「各県総力データ」や、歴代の「高校投手高速化分析」、「甲子園スターの現在地」など、あらゆる角度から「甲子園」を楽しみ尽くす情報が満載!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !
公開日:2022.07.22