SPORTS COLUMN
- スポーツの話題を毎日更新 -

  • HOME
  • SPORTS COLUMN
  • ヤクルトが注目の山浅龍之介擁する聖光学院に注目!福島地区の甲子園での戦い&夏の展望とは!?【がっつり!甲子園2022】

ヤクルトが注目の山浅龍之介擁する聖光学院に注目!福島地区の甲子園での戦い&夏の展望とは!?【がっつり!甲子園2022】

Text:落合初春

全国49地区 夏の大会データベース
【福島】

《2022年 センバツ結果》聖光学院 2回戦、只見 1回戦

●甲子園での戦い&夏の展望
光南が聖光学院の夏15連覇を阻止!悔しさをバネに目の色が変わった

福島の高校野球といえば、すなわち聖光学院。2007年から2019年まで13大会連続で夏の福島を制しており、その間、夏の甲子園でベスト8入りが4回、16勝を挙げてきた。2020年夏の福島独自大会、東北独自大会も制しており、実質的に夏14連覇。堅実かつ接戦に強い精神力を築き、「無風の福島」を作り上げてきた。

しかし、昨夏、ついに歴史が動いた。福島大会準々決勝で光南が聖光学院を5対1で破る大金星。166センチの左腕・星勇志が1失点完投の大仕事をやってのけた。決勝では日大東北が5対4で光南を下し、18年ぶりの甲子園出場。1回戦で近江(滋賀)に2対8で敗れたものの、久々に聖光学院以外の福島県勢が甲子園で躍動した。

ただ、先輩たちの無念を目の当たりにした聖光学院も新チームに入ってから目の色が変わっている。エース・佐山未來と捕手・山浅龍之介は秋の福島大会を制した際には涙を流して抱き合い、秋季東北大会では準優勝。センバツでは2回戦で近江(滋賀)に敗れたが、悔しさをバネに春季福島大会、春季東北大会を無敗で勝ち上がった。ドラマティックなほどに泥臭い執念があり、再び連勝街道に乗る気配が漂っている。

しかし、秋春の福島大会では光南、東日大昌平、学法石川、日大東北、福島商なども善戦しており、包囲網の網目は狭まっている。

全国49地区夏の甲子園DATABASE【北海道・東北編】

●駒大苫小牧に次いで甲子園Vへ!
積雪地帯の多い北海道・東北。かつてはまるごと「弱小」とみなされていた時期もあったが、設備の充実や指導強化で強豪校が次々と誕生。甲子園上位進出も珍しくなくなった。駒大苫小牧に次ぐ、甲子園制覇校が現れたとき、新たな時代が幕を開ける。

2校目が頂点を掴むのも、もはや時間の問題か…?

 2004〜05年に駒大苫小牧(南北海道)が夏の甲子園を連覇し、北国の不利を覆した北海道・東北勢。その後も2011夏、2012年春夏と3季連続で光星学院(青森/現・八戸学院光星)が甲子園準優勝を果たせば、2015年春には東海大四(南北海道/現・東海大札幌)、2015年夏には仙台育英(宮城)、2016年夏には北海、2018年夏には金足農(秋田)も甲子園準優勝を果たしており、いつ2校目の全国覇者が出てきても不思議ではない。

今春の東北大会では甲子園で上位進出経験を持つ強豪校がベスト8にズラリと並んだ。これらの強豪校は積極的な遠征などで全国レベルの経験を積んでおり、地域を牽引する存在。こうした強豪私学が力を付けることで、ライバルたちも闘志を燃やし、公立校も着実にレベルアップしている。

近年はドラフト上位で指名される選手も多く、大谷翔平や佐々木朗希など未曽有の身体能力を持つスーパースターも出現。北国の野球界はまさに「眠れる獅子」。目覚めのときは近い。

出典:『がっつり!甲子園2022』

『がっつり!甲子園2022』7月5日発売!

ブラバン応援も復活で甲子園へ夏きゅん‼︎コロナ下で、対外試合や練習方式に制限を受けた世代の球児たちが最後の夏にすべてのパワー全開で一躍雄飛する!この夏の主役候補たちに大接近!代替出場のセンバツで準優勝を射止めた近江・多賀章仁監督と魂の594球エース山田陽翔、絶対王者・大阪桐蔭への雪辱を誓うドラフト候補エース・米田天翼、イチロー魂導入で春ベスト4に躍進した國學院久我山・尾崎直輝監督、甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!最強世代の呼び声高い2年生四天王のトップ・佐々木麟太郎の凄さ、春夏連覇を目指す大阪桐蔭の強さも大分析!さらに「各県総力データ」や、歴代の「高校投手高速化分析」、「甲子園スターの現在地」など、あらゆる角度から「甲子園」を楽しみ尽くす情報が満載!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !

  • この記事を共有する!
芝山ゴルフ倶楽部 視察プレーのご案内