全国49地区 夏の大会データベース
【宮城】
《2022年 センバツ結果》出場なし
●甲子園での戦い&夏の展望
仙台育英が全国強豪に仲間入りも、昨夏は大番狂わせで大波乱の展開に
2015年夏に佐藤世那、平沢大河、郡司裕也、西巻賢司らを擁し、甲子園準優勝を果たした仙台育英が近年の宮城県勢を牽引。2018年に須江航監督が就任してからも勢いは止まらず、2019年夏もベスト8進出。背丈こそ突出していないが、毎年腰回りのガッチリした骨太なチームを作っている。
仙台育英は昨春もセンバツベスト8に進出し、夏の甲子園出場も確実視されていたが、他校が負けじと猛マーク。4回戦で仙台商が3対2で仙台育英から大金星を挙げると、準々決勝では聖和学園が仙台商に勝利。準決勝では仙台三が聖和学園を破り、決勝では東北学院が仙台三を下し、ドミノ倒しのような展開になった。
さらに春夏通じて甲子園初出場となった東北学院は初戦で愛工大名電(愛知)に5対3で勝利。新型コロナウイルス感染者が出たため、次戦は惜しくも棄権したが、県勢の力を証明した。
しかし、仙台育英も元気を取り戻しており、危なげない戦いで秋春の宮城大会を連覇。エース左腕・古川翼をはじめ、140キロ台の投手がメンバーに多数おり、細かな継投で盤石の戦いができそうだ。
対抗一番手は秋春準優勝の東北。エースで4番の伊藤千浩は出力が高く、投打のキーマンだ。その他、東北学院、東陵、仙台三なども仙台育英を追う存在。昨夏のように一発あるのか、それとも無風か?
全国49地区夏の甲子園DATABASE【北海道・東北編】
●駒大苫小牧に次いで甲子園Vへ!
積雪地帯の多い北海道・東北。かつてはまるごと「弱小」とみなされていた時期もあったが、設備の充実や指導強化で強豪校が次々と誕生。甲子園上位進出も珍しくなくなった。駒大苫小牧に次ぐ、甲子園制覇校が現れたとき、新たな時代が幕を開ける。
2校目が頂点を掴むのも、もはや時間の問題か…?
2004〜05年に駒大苫小牧(南北海道)が夏の甲子園を連覇し、北国の不利を覆した北海道・東北勢。その後も2011夏、2012年春夏と3季連続で光星学院(青森/現・八戸学院光星)が甲子園準優勝を果たせば、2015年春には東海大四(南北海道/現・東海大札幌)、2015年夏には仙台育英(宮城)、2016年夏には北海、2018年夏には金足農(秋田)も甲子園準優勝を果たしており、いつ2校目の全国覇者が出てきても不思議ではない。
今春の東北大会では甲子園で上位進出経験を持つ強豪校がベスト8にズラリと並んだ。これらの強豪校は積極的な遠征などで全国レベルの経験を積んでおり、地域を牽引する存在。こうした強豪私学が力を付けることで、ライバルたちも闘志を燃やし、公立校も着実にレベルアップしている。
近年はドラフト上位で指名される選手も多く、大谷翔平や佐々木朗希など未曽有の身体能力を持つスーパースターも出現。北国の野球界はまさに「眠れる獅子」。目覚めのときは近い。
出典:『がっつり!甲子園2022』
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ブラバン応援も復活で甲子園へ夏きゅん‼︎コロナ下で、対外試合や練習方式に制限を受けた世代の球児たちが最後の夏にすべてのパワー全開で一躍雄飛する!この夏の主役候補たちに大接近!代替出場のセンバツで準優勝を射止めた近江・多賀章仁監督と魂の594球エース山田陽翔、絶対王者・大阪桐蔭への雪辱を誓うドラフト候補エース・米田天翼、イチロー魂導入で春ベスト4に躍進した國學院久我山・尾崎直輝監督、甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!最強世代の呼び声高い2年生四天王のトップ・佐々木麟太郎の凄さ、春夏連覇を目指す大阪桐蔭の強さも大分析!さらに「各県総力データ」や、歴代の「高校投手高速化分析」、「甲子園スターの現在地」など、あらゆる角度から「甲子園」を楽しみ尽くす情報が満載!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !
公開日:2022.07.19