上達を阻む7つの悪いクセ
【3】左ヒジの引け
クラブの入れ替えがないとどこかで上達が止まります。
インパクト後に左ヒジが引ける動きは、弾道のクオリティを低下させる大きな要因になります。ほとんどのアマチュアがこの動作パターンでプレーをしていますし、そのためにいつまでたっても上達できないという悪循環に陥っています。
アーリーリリースからの流れで左ヒジが引ける場合が多いのですが、フォロースルーで左ヒジが引けるとグリップエンドが目標方向に動き続け、ダウンスイングで「クラブヘッドが右、グリップエンドが左」という状態からフォロースルーで「クラブヘッドが左、グリップエンドが右」というクラブの入れ替え運動が起こりません。
この動作パターンに陥っているアマチュアは「角速度」が発生するメカニズムを理解し、その動作パターンをスイングに組み込むことが不可欠です。
【書誌情報】
『100を切れない7つの理由・10の上達法 劇的に上手くなるスイングの作り方』
著者:阿河徹
なかなか上手くならないアマチュアゴルファーのスイングには、致命的な欠陥がある。そこで本書では、アマチュアのスイングの悪いクセを7つを解説。さらに、著者が「スイングの設計図」と呼ぶ、正しいスイングの動きをイラストでわかりやすく紹介する。そして、その基本の動きが身につき、上達に役立つ10のスイング・ドリルも公開する。スイングに悩んでいる人をはじめ、これからスイングを学ぶ人、基本を再度見直したい人も活用できる一冊である。
公開日:2021.08.24