角速度を発生させるコツをつかむ ニック・ファルドドリル
アーリーリリースを修正するには「ニック・ファルド」ドリルが効果的です。
どういうドリルかというと、あらかじめクラブが9時のポジションを作っておいて、そこをスタート地点にバックスイングしてボールを打ちます。こうすると手首の角度が強調されるので、インパクト直前までコッキングがほどけないのです。
昔、ニック・ファルドがよく行っていたことからこの名前がついているのですが、私自身もよく行った練習です。
通常通りアドレスしたら縦コックを入れながら9時のポジションを作りましょう。このとき腕とシャフトにL字ができますが、そのままバックスイングし、ダウンスイングでもL字をキープ。9時のポジションからリリースし、インパクトで初めてI字になります。そしてフォロースルーではまたL字に戻る、とファルド自身が説明しています。
【書誌情報】
『100を切れない7つの理由・10の上達法 劇的に上手くなるスイングの作り方』
著者:阿河徹
なかなか上手くならないアマチュアゴルファーのスイングには、致命的な欠陥がある。そこで本書では、アマチュアのスイングの悪いクセを7つを解説。さらに、著者が「スイングの設計図」と呼ぶ、正しいスイングの動きをイラストでわかりやすく紹介する。そして、その基本の動きが身につき、上達に役立つ10のスイング・ドリルも公開する。スイングに悩んでいる人をはじめ、これからスイングを学ぶ人、基本を再度見直したい人も活用できる一冊である。
公開日:2021.10.02