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これさえ知っておけば食べすぎは防げる!私たちをとりまく空腹の正体とは?【図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術】

Text:土田 隆

血糖値の乱高下が太る原因に

我々が空腹を感じて食事をとるのは自然な行動ですが、「食べてもすぐにお腹が空く」「猛烈な空腹感に襲われる」といったことがよくあるようなら要注意。太りやすい食べ方のスパイラルにはまっているのかもしれません。

食べ物を消化してつくられるブドウ糖は、主に腸管から吸収されて血液中に入るため、食後は血糖値が上がります。その後、血糖値を下げようとすい臓がインスリンを分泌。血糖値の上昇が緩やかであれば問題ありませんが、糖質の多い食事や早食いなどで血糖値の急上昇を招くと、インスリンが過剰に分泌されます。

インスリンには血液中の糖分を脂肪に変えてため込む働きがあるため、分泌量が多くなるほど内臓脂肪を増やすことになるわけです。さらに、多量のインスリンで血糖値が急下降すれば、体は一時的な低血糖の状態に。すると、脳が「何か食べないといけない」とSOSを出し、食べたばかりでも強烈な空腹を感じます。

これが過食の引き金となって血糖値の乱高下を繰り返し、いつも食べすぎの状態をつくってしまうのです。血糖値の乱調は肥満の大敵。血糖の安定をはかる上で、主食ばかりで糖質に偏った食事は避け、よく噛み、ゆっくりと食べるようにしましょう。1日3食の規則正しい食生活を心がけるだけでも、肥満解消の有効な対策となります。

血糖値を安定させ余計な空腹感をつくらない

血糖値を安定させ余計な空腹感をつくらない『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』

目まぐるしい血糖値の上下は、肥満に結びつく「悪い空腹感」を招きます。規則的かつバランスのよい食事で、 血糖値を適正に保ちましょう。

血糖値が下がるとお腹が空く!?

血糖値が下がると、これを脳が察知して 「早く何か食べなさい」とシグナルを送り、体は空腹を感じます。 たくさん食べて血糖値が急上昇した後は急激に血糖値が下がり、より強い空腹を感じるため、 たくさん食べないと満足できなくなります。

血糖値を急激に上げる食べ方

・炭水化物など糖質の多い食事
・早食い
・空腹状態からのドカ食い
・不規則な食生活 など

出典:『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』

【書誌情報】
『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』
著:土田 隆

「最近太ってしまった」、「色々な方法を試したけどなかなか痩せない」、「健康診断の数値も悪くなっている」……。運動不足やストレス、暴飲暴食など原因はさまざまですが、いつの間にかぽっこりおなかになってしまっていたり、病院でメタボの判定を受けてしまった、なんて方も多いのではないでしょうか。しかし痩せようと思っても思うように結果が出なかったり、ストレスから食べ過ぎてしまったり、なかなか継続するのは難しいもの。ですが、その状態を放っておくと内臓脂肪が蓄積して生活習慣病になったり、さらには重度の病へ発展することもあります。そんな悩みを持つ人に向けて、長年肥満治療を行ってきた医師が考案した、ストレス無く痩せてリバウンドもしない『内臓脂肪が落ちる最強プログム』を紹介します。そもそも今の現代人の食事量は多く、その結果として胃が大きくなってしまっていることもあるため、胃のサイズを正常化して自然と痩せていく体作ります。また、たんぱく質をしっかり取り、筋肉と代謝をアップさせて脂肪を消費するための本書オリジナル『内臓脂肪燃焼 万能ふりかけ』の作方も紹介!あらゆる食事に振りかけるだけで高たんぱく食に早変わりする魔法のようなふりかけで、みるみる体が変わります。そのほか、痩せるために必要な生活習慣や、代謝を上げるために一番鍛えるべき「広背筋」の鍛え方までしかあり解説します。誰でも簡単に痩せられて継続しやすいメソッドなので、体型が気になる方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。

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