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子どもの学力アップを狙うなら塾よりもまずは朝食を取る習慣を!【栄養素の話】

Text:牧野直子

朝食を食べる子どもほど学力が高い

食べ物に含まれる糖質から得られるブドウ糖は、脳にとって唯一のエネルギ源。糖質をとらないと脳は活動に必要なエネルギーを得ることはできません。

就寝中も脳は活動を続けています。しかし、夕食後から翌日の朝食までの間は、10時間以上にもわたってエネルギーの供給がストップすることになります。そんな状態であるにも関わらず朝食を抜けば、脳は完全にエネルギー切れを起こしてしまいます。

特にエネルギー代謝の活発な子どもにとって、朝食を抜くことの害は深刻です。頭がぼんやりとし、授業中も記憶力や集中力がおろそかになります。

体温が上がらず、体の動きも鈍くなってしまうでしょう。昼食後ようやく元気になれるかと思いきや、朝食を抜いたことで下がっていた血糖値が急激に上がるため、強い眠気に襲われやすくなります。朝食を抜くことによる悪影響が、1日尾を引くことになるのです。

朝食と子どもの学力に密接な関係があることはデータからも明らかになっています。文部科学省の調査によると、「朝食を毎日食べている」と回答した子どもほど、学力テストの得点が高い傾向にあるという結果が出ています。

子どもの学力アップを目指すなら、まずはしっかりと朝食をとれるよう、生活習慣を整えることから始めましょう。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 栄養素の話』
著:牧野直子

シリーズ累計発行部数130万部突破の人気シリーズより、「栄養素」についてフォーカスした一冊。一口に栄養素といっても、その種類や働きは様々なものがあります。また、世間の栄養素に対する考え方として、何となく取らないといけないことは知っている、でもよくわからないし、自分も家族も気にしてないけど、病気になってないから別に栄養なんてどうでもいい、という人は多いと思います。しかし、年齢を追うごとに病院に行ってもよくわからない原因不明の不調などが出てきて、それが栄養不足や栄養過多から来ている、という事実は意外と知られていません。そして、薬では直せないものは栄養不足を解消する事で改善できる、という事が多々あります。そんな絶対に知っておくべき栄養の話を図解、イラストでわかりやすく紹介します。