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実は体にいい?ため息はついてもいい理由とは!?【自律神経の話】

Text:小林弘幸

ため息は体をリカバリーする自浄作用

「ため息をつくと幸せが逃げる」という言葉があるように、一般的にネガティブな印象があるため息。しかし、自律神経の面からみると、ため息はとても体にいいものなのです。

ため息が出るときは、心配事や悩み事を抱えていたり、根を詰めて作業をしていたりするときです。そのとき体は緊張でこわばり、呼吸が浅くなって血管が収縮し、自律神経が不安定になってしまいます。

そこで「ふぅ~」とゆっくり長く息を吐くことで、浅くなった呼吸が深くなります。滞っていた血流をよくし、酸素の供給量も増え、副交感神経の働きを高めてくれます。

つまりため息は、自分の心と体をリセットするすばらしい自浄作用なのです。

反対に、ため息を我慢してしまうと、ますます血流が悪くなり、頭痛や肩こりなど肉体的な不調につながる可能性も高くなります。

今後は、仕事や家事などでため息をつきたくなったら、体をリセットし幸せを呼び込むチャンスだととらえ、思う存分長い息を吐きましょう。

このことからも、自律神経を整えるうえで深い呼吸が欠かせません。自律神経の乱れを感じるときは、ひたすら呼吸を繰り返すことだけに意識を集中させる「瞑想」がおすすめ。

また、「1:2」の呼吸法を静かな場所で目を閉じ背すじを伸ばして実践してみましょう。次第に雑念が消え、乱れた心が整ってくるのを感じられるはずです。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』
著:小林弘幸

シリーズ累計発行部数130万部突破!心身ともに健康であるために最も重要な『自律神経』をテーマに、健康・実用ジャンルで制作する図解シリーズ最新作!メンタルとも深い関わりがあり、乱れていると身体の不調を感じる人も多く、これまでも注目を浴びてきた自律神経。人間の生命活動における働きの中で重要な“自律神経”とは、そもそもどういうものなのか、また、“乱れてしまう”と出てくる症状の話や、即効性もある超カンタンな整え方、さらに最近多い『ネットで自分の症状を調べると不安になる』という悩みの対処法まで、初心者にもわかりやすく、専門医が全て解説します。原因不明の頭痛、肩こり、腰痛、不眠、過呼吸、めまい、動悸、息切れ、吐き気、慢性的な倦怠感など、病院で検査しても血液検査は正常だし、原因がよくわからない…という不安を抱える人の症状の改善にも貢献できる一冊です。