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喪主のあいさつとは?出棺前/通夜終了時の挨拶の例文を紹介【増補改訂版 身内が亡くなった時の手続きハンドブック】

Text:奥田 周年

喪主のあいさつ

あいさつは感謝の意を込めて

喪主のあいさつ【増補改訂版 身内が亡くなった時の手続きハンドブック】

通夜の終了後や出棺前などに、喪主は会葬者に対してあいさつを行います。近年は会葬者がもっとも揃う開式前に行うことも多くなっています。

慌ただしく精神的にもつらいときではありますが、かならず行うことですので、事前に書いてまとめておくようにします。

通夜終了後のあいさつは、堅苦しくない言葉で行います。感謝の意を示し、葬儀・告別式の告知、通夜ぶるまいの案内もかならず伝えます。通夜ぶるまいの最後のあいさつはこれでお開きになることも伝えます。

出棺前のあいさつは、位牌や遺影を持ちながら遺族全員が参列者に向かって並び、喪主または遺族代表者があいさつします。終わったら深く一礼することも忘れないようにしましょう。

喪主あいさつの心構え

あいさつでは、最初に会葬への感謝の意をあらわし、次に故人のことを話します。

具体的には、自分と故人との関係、故人の略歴や功績などを話し、最後に参列者へ、お世話になったことへの感謝の意を伝えるとともに、遺族への支援のお願いをして終わる形が一般的です。

原稿を見て読み上げても差し支えありません。

出棺前のあいさつ

本日はお忙しい中父〇〇の葬儀、並びに告別式にご参列くださいまして、まことにありがとうございました。

父が息を引き取りましたのは、〇月〇日の〇時でした。肺炎をこじらせ入院しておりましたが、家族が見守る中で眠るように逝きました。〇歳でした。

本日、こうして生前親しくおつき合いいただいた皆様方にお会いでき、お見送りいただいたことを故人も喜んでいることでしょう。

生前に賜りましたご厚誼に心からお礼申し上げます。また今後も変わらぬご支援、ご厚情を賜りますよう、お願い申し上げます。本日は最後までお見送り、まことにありがとうございました。

通夜終了時のあいさつ

本日はお忙しい中、父〇〇のためにわざわざお越しいただきましてまことにありがとうございます。こうして、皆様方にお集まりいただきましたことを、故人もさぞかし喜んでいることと存じます。

また、父の入院中にはご親切なお見舞いをいただきましたことを故人に成り代わりまして、お礼申し上げます。

なお、明日の葬儀は午前10時からでございます。何卒よろしくお願いいたします。

別室にささやかではございますが、お席の用意がございますので、故人の供養のためにもどうぞお寄りください。本日はまことにありがとうございました。

※開式前にあいさつする場合は、葬儀・告別式の告知は省略する。

【出典】『増補改訂版 身内が亡くなった時の手続きハンドブック』著:奥田 周年

【書籍情報】
『増補改訂版 身内が亡くなった時の手続きハンドブック』
著:奥田 周年

身内が亡くなった場合、悲しむ間もなく遺族として葬儀や相続などさまざまな手続きをこなさなければなりません。本書『増補改訂版 身内が亡くなった時の手続きハンドブック』は、危篤の対応から相続する場合に心得ておきたい知識まで、事例や図解を交えながらわかりやすく解説しています。将来に向けて事前に準備をしておきたい方だけでなく、すでに相続が発生していて不安を抱えている方も、流れをイメージしながら必要な手続きについて知ることができる1冊です。

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