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夏の甲子園初出場決めた京都国際に注目!京都地区の甲子園での戦いとは!?【がっつり!甲子園2021】

Text:落合初春

全国49地区 夏の大会データベース
【京都】

2018年夏の100回大会で龍谷大平安が「春夏通算100勝」を達成するも、京都府勢としては2007年以降、夏の甲子園8強入りが遠い状態。新星となりそうなのが京都国際だ。


《2021年 センバツ結果》京都国際 2回戦

●甲子園での戦い&夏の展望
センバツで甲子園初出場の京都国際がさらに前進。夏の停滞を振り払え!

龍谷大平安が2014年春に全国制覇、2016年春にベスト4、2019年春にもベスト8とセンバツで結果を残す一方、夏は直近10年で3回戦止まりが最高と結果を残し切れていない京都府勢。

2019年夏は立命館宇治の好左腕・高木要が1回戦で秋田中央(秋田)を完封し、好発進を決めたが、2回戦で奥川恭伸(現ヤクルト)擁する星稜(石川)に3対6で敗れ、姿を消した。

しかし、ここに来て京都国際が元気いっぱいで京都府勢の起爆剤になろうとしている。昨秋の京都大会で3位に入り、近畿大会に駒を進めるとベスト4に進出。今春のセンバツで甲子園初出場を果たすと、左の森下瑠大と右の平野順大の粘投で柴田(宮城)から延長10回、5対4の勝利をもぎ取り、聖地初白星。2回戦では惜しくも逆転サヨナラ負けを食らったが、東海大菅生(西東京)とも互角に渡り合った。その後も勢いを緩めず、春の京都大会を制覇し、近畿大会2回戦でも智辯学園(奈良)と2対4の接戦を演じている。

今夏は京都国際が主導権を握っているが、春の京都市部決勝で龍谷大平安を8対1と圧倒した立命館宇治や乙訓、東山、綾部なども上位候補に挙げられる。

過去10年京都 夏の甲子園/地方大会決勝戦績

全国49地区夏の甲子園DATABASE【近畿編】

2018年夏は大阪桐蔭、2019年夏は履正社が甲子園を制し、「野球の本場」たる強さを発揮する大阪勢。近畿勢も天理、智辯学園、智辯和歌山、明石商などがコンスタントに上位に進出し、強固な布陣に。

全国級の名門を増やせるか大阪桐蔭、履正社に続け!

大阪桐蔭(大阪)の強さはもはや語るまでもないだろう。2010年以降だけでも春3度、夏3度の全国制覇。履正社(大阪)も春2度の準優勝の末、2019年夏には悲願の初優勝。大阪勢全体で見ても夏の選手権通算勝率.669と全国1位を誇っている。

しかし、近年の夏の甲子園は関東勢の活躍が目覚ましく、大阪勢以外の夏の優勝となると、2000年夏の智辯和歌山(和歌山)まで遡る。2014年春には龍谷大平安(京都)、2016年春には智辯学園(奈良)が紫紺の優勝旗を掴んでいるが、甲子園で強烈なインパクトを残した新興校といえば、明石商(兵庫)が挙げられる程度で、目新しさや新陳代謝に欠けるのも事実だ。

混戦の面白味もあるが、特に兵庫は戦力が分散。2015、2018年春はお膝元でありながら、甲子園に出場校を送り込めなかった。

大阪以外の近畿勢はドラ1級の大投手の出現が待たれていたが、今年は小園健太(市和歌山)が有力。京都、滋賀、奈良、兵庫からも「高卒ドラ1エース」が登場してほしい。

過去5年 近畿地方大会結果

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2年ぶりの夏が戻って来た!自粛ムードにつつまれた日本列島に清々しい活気の旋風を巻き起こす球児たち!この夏の主役候補たちに大接近!春夏連覇を目指す東海大相模の門馬監督と石田隼都投手!ドラ1候補、大注目の小園健太投手(市立和歌山)、達孝太投手(天理)の直前の意気込み!甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !

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