9回10K2失点で初戦突破の風間球打
8月12日、雨のため4回打ち切りのノーゲームとなったが、ノースアジア大明桜の風間球打は、4回55球を投げ、無安打1四球1死球無失点で最速149kmを初回に記録し、各球団のスカウト陣を唸らせた。
その後も雨が続き、2日空いて迎えた8月15日の帯広農業戦では、9回を140球で7安打2四死球2失点10奪三振の好投を披露し、帯広農業を4-2で破り、初戦突破を決めた。
2回戦は、8月20日第2試合10時30分(予定)より高知県代表の明徳義塾と対戦する。
ドラフト1位候補に急浮上
ここへ来て一気に目玉候補に浮上してきたのが、風間球打(ノースアジア大明桜)だ。
この春に各球団のスカウトと話していても、最も名前が挙がる回数が多かったのは間違いなく風間である。最大の魅力は豪快な腕の振りから繰り出す威力十分のストレートだ。
スピードはコンスタントに150キロ前後をマークするが、その数字以上にボールの勢いが感じられる。
長いリーチで高い位置から縦に腕を振ることができ、ボールの角度も申し分ない。緩急の使い方と細かいコントロールには課題が残るものの、スライダー、フォークなど変化球のレベルも高い。ストレートの質とスケールではナンバーワンと言える存在だ。
風間球打(かざまきゅうた)/ノースアジア大明桜【秋田】
身長183cm 体重81kg 右投左打 最速157km 投手
変化球:スライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップ
最速157kmの力強く角度あるストレートと4種類の変化球を交えて緩急をつけるピッチングが魅力の東北No.1右腕。
最速157キロを叩き出し、一躍ドラフト上位候補に躍り出た。
183センチの身長かつバレーボールのサーブのように真上から叩くように投げるため、角度と球威は特上。
プロでもリリーフとして即通用の可能性を秘める。
ソフトバンク、西武、オリックス、楽天、日本ハム、ロッテ、巨人、阪神、広島、ヤクルト、DeNA、中日などが興味を示している。
公開日:2021.08.17