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サミー・ソーサ二世と呼ばれたパワーヒッターの一発は強烈!ウィリー・モー・ペーニャ

Text:橋本雅生

助っ人外国人列伝/ドミニカ編

日本球界に襲来した最強野球王国の怪物たち

今号の助っ人外国人列伝は、世界の野球選手工場として名選手を輩出してきたドミニカ共和国編。野球大国出身で実力派揃いの助っ人たちの活躍振りを振り返る。

サミー・ソーサ二世と呼ばれたパワーヒッターの一発は強烈

ウィリー・モー・ペーニャ(ソフトバンク/オリックス/楽天/ロッテ)
NPB通算5年:(2012-2015、2017)
520試合 打率.261 86本塁打 260打点

 強烈な弾丸ライナーでインパクトを残したのがウィリー・モー・ペーニャ。2012年にソフトバンクへ入団したが、キャリアハイはオリックスへ移籍した2014年だった。140試合に出場し、打率こそ振るわなかったが、本塁打は32本でリーグ3位、打点は90打点でリーグ2位タイと活躍を見せた。前年、リーグ5位だったチームを優勝争いを演じるまで引っ張り上げた立役者は残留を希望したが、交渉が決裂。そこから潮目が変わってしまう。移籍した楽天、ロッテでは期待されたほどの活躍はできなかった。来日したのが東日本大震災の発生翌年だったこともあり、復興支援財団への寄付を公表するほどの親日ぶりを見せたスラッガーは、ひっそりと日本を去った。現在は、ドミニカの野球アカデミーで講師を務めている。

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