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TUBC(東京ユナイテッドバスケットボールクラブ)がホーム開幕節で観客動員数9385人を記録! B3のチームが異例の観客数を集める理由とは?【バスケ】

B3のTUBC(東京ユナイテッドバスケットボールクラブ)がホーム開幕節で観客動員数9385人を記録

ホーム開幕節

TUBCの2024-25シーズンのホーム開幕節が10月11日(金)、10月12日(土)に有明アリーナで行われた。岩手ビッグブルズを迎え、初戦を72-86と負けてしまったTUBC。続く12日、ホームで迎えるはじめての休日は「BLUE RABBITS」と呼ばれるファンクラブメンバーも大挙して訪れ、観客はB3では快挙ともいえる9385人を記録した。

ホーム開幕節

TUBCがB3に新規参入したのは2022-23シーズンから。驚くことに初年度のホーム開幕節、2日間で観客動員数1.7万人を記録している。ゼロから始めた新規参入のクラブのため、認知度も低く、資金力が決してあるわけではない状態で、どのようにして観客動員数をここまで伸ばしたのだろうか。

広報を担当する柳谷宣達(やなぎやのぶと)さんは、無料招待施策を行ったという。「タダ券を配布するのではなく、今後のプロモーションにつながるための顧客の情報取得をしながら、無料招待をしていきました」
江東区立の教育委員会協力のもと、江東区立の小中学校んの生徒約3.6万人に開幕戦の案内チラシを配布。特別無料招待を受ける条件として、TUBC公式LINEの友達登録、会員の登録を必須としたとのこと。これにより会員数、招待数を把握しながらプロモーションが進められたという。

柳谷宣達

想定以上の動きを感じ、次なる施策として東京ベイエリアのマンションを対象にポスティングを実施。TUBCがホームとする有明周辺は、東京ベイエリアとして年々マンションが建てられており、当時2022年の時点でマンション数が86、早計42000戸超に増加していた。さまざまな承認を取り付けた後、江東区のみならず中央区も視野に入れ、約7万戸にポスティング配布を敢行。地元、有明に住むお客さんに支持してもらってこそ、Bリーグの地域活性化の理念を体現できると、可能な限り地道な努力を続けてきた。
告知活動は他にもX(旧Twitter)やインスタグラムなどのSNS、YouTubeやTikTokなどの動画コンテンツなども進め、メディアへの露出を意識し続けたという。また今回はLINE、メルマガでターゲティング配信を行い、集客力アップにつなげた。

TUBCのプロモーションマネージャーである柳谷宣達さんは前職のITコンサルからスポーツ業界へと転身してきて、新規参入チームを観客数No.1に導いたスゴ腕、別名「戦う広報」の異名を持つ。「スポーツの世界はよくも悪くも勝ち負けがあります。負けたらクソって思うし、勝てば嬉しい。この落差が大きいスポーツ界にはポテンシャルが無限にある」と語る柳谷宣達さんは今季もTUBCのためにさまざまな施策を打ち続ける。

「有明に集う理由がある」はTUBCのキャッチコピーであるが、B3において観客動員数を伸ばす理由が、ここにある。

写真・TUBC提供

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