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絶対にNG!アルコール度数が低くても一気飲みをしてはいけないワケ【肝臓の話】

Text:栗原毅

お酒を飲むときに一番ダメなのが「一気飲み」

飲む量や順番、おつまみなど、お酒を飲むときに気をつけねばならないことはたくさんあります。お酒の飲み方もそのひとつです。

お酒を飲むときに一番ダメなのが「一気飲み」です。飲んだアルコールの5~20%は胃で吸収され、残りの80%は小腸から吸収されます。小腸の内壁には数千万本もの腸絨毛という突起があり、これが栄養素を吸収します。

仮に500ミリリットルのビールを一気飲みするとどうなるのか。ビールの炭酸が胃を刺激し、胃が蠕動運動を始めて即座にビールを腸に流し込みます。

すると腸絨毛が一気にビールを吸収、毛細血管を通してアルコールが肝臓に運ばれるわけです。500ミリリットルのビールに含まれる純アルコール量は20グラム程度ですが、これがまとめて肝臓に運ばれたら、肝臓はフル稼働せざるを得ません。

アルコール度数が低いお酒といえど、一気飲みは危険なので絶対にやめましょう。

そのほかにも、嘔吐する、動けなくなる、他人に絡む、記憶を失うなどの飲み方はできる限り避けるべきです。特に記憶をなくすまで飲むというのはかなり危険です。

これはアルコールによって脳の海馬がダメージを受けることで起こる現象です。認知症などの遠因になる可能性があるので、心当たりのある人は、お酒はほどほどにしてください。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 肝臓の話』
監修:栗原毅

新型コロナウィルスの影響でテレワークの導入や、不要不急の外出など、何かと家にいる時間が多くなっている昨今、問題視されている“酒量の増加”。運動不足な上に酒量が増加したことにより、太ってしまったり、々な健康数値に悪影響が出ている人も多くおり、その多くの人が『正しい飲み方』を知りません。本書ではそんなお酒を考える上でも最も大切な臓器である『肝臓』の働きから、必ず役立つ『最強の飲み方』まで、すぐに使える実用的な情報を幅広く紹介します。

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