髪・肌・爪にハリツヤがあるだけで10歳若く見える
体脂肪を適正値にし、筋肉量をキープすることが見た目の老化を加速させないためにも重要とお伝えしました。ここでは、若々しさを保つために必要な栄養成分について考えてみましょう。
体は、髪の毛1本から足の爪まで、全て食べたものでつくられています。三大栄養素と呼ばれる生きるために必要な栄養素の炭水化物、脂質、たんぱく質のうち、体をつくるためのメインの材料になるのは、肉や魚、卵、大豆などに豊富に含まれているたんぱく質です。たんぱく質を材料としてつくられるものは、筋肉や骨、内臓、血液、血管、ホルモン、酵素など非常に多く、疲労回復や免疫力、神経伝達物質のもとにもなる重要な栄養素です。ハリツヤのある肌や髪、健康的な爪は、たんぱく質が十分に足りていて、体の機能がしっかり働いている証拠といえます。
もちろん、たんぱく質さえあれば完璧というわけではありません。健康的な体を維持するためには脂質もほどよくとり、ダイエットの天敵と思われがちな炭水化物(糖質)も必要です。また、活性酸素を打ち消すβカロテンやリコピン、うるおいをもたらすコンドロイチン硫酸やセラミドなど、さまざまな栄養成分があってこそ、美しい肌や髪、爪を保つことができます。本書では身近な若返り食材をたくさん紹介して、今よりマイナス10歳若く見える体になれるようサポートします。
髪・肌・爪が変わるだけで印象が変わる
老けて見える印象に拍車をかけるパサパサの髪やガサガサの肌、ボロボロの爪。髪・肌・爪にハリツヤがあるだけで若々しい印象を与えられます。
老けて見える
髪:パサパサ
肌:乾燥している/シワやたるみ
爪:割れている
若く見える
髪:ツヤツヤ
肌:ハリがある
爪:うるおっている
→美しさを保つためには「たんぱく質」が必須
たんぱく質の働き
体をつくる
筋肉・骨・内臓・血液・血管・ホルモンなどのほか、髪や肌、爪もたんぱく質でできている
体調を整える
免疫力を高める、エネルギーを生み出す、脳の活動に必要な神経伝達物質をつくる
【出典】『1週間で勝手に-10歳若返る体になるすごい方法』著:管理栄養士 菊池 真由子
【書籍情報】
『1週間で勝手に-10歳若返る体になるすごい方法』
著:管理栄養士 菊池 真由子
管理栄養士として1万人以上の「やせたい」「若々しくなりたい」という悩みに向き合ってきた著者が、若返りをテーマにした食事法を紹介します。若く見える人と老けて見える人の違いは「太りすぎ」「やせすぎ」「肌や髪にツヤがない」などさまざま。本書では、若見えの秘訣は食材の選び方とその食べ方にあるとし、誰でも簡単に若返っていく体になる方法を解説します。まずは「若返り朝食」「濃い緑茶」「しょうがオイル」を取り入れ、1週間で若返りスイッチをオン。食事の力でいつまでも健康で若々しくいるためにぜひ手に取って頂きたい1冊です。
公開日:2024.08.09