稲荷神
「お稲荷さまってどんな神さま?」 と問われると、「お稲荷さまはキツネでしょ!」と答える方が案外いらっしゃるのではないでしょうか。
私たちは親しみを込めて稲荷神のことを「おいなりさん」「お稲荷さま」と呼びますが、正式なお名前は宇迦之
御魂の神。キツネではありません。父神はヤマタノオロチを退治したスサノオ、兄神は年神さまで知られるオオトシノカミという、とてもセレブな神族ご出身の神さまです。
また、お稲荷さまは、もともと稲の神さまですので、稲作国である日本では、最多の4万社以上の神社にお祀りされています。
江戸時代になり、商売が盛んになるにつれ、物々交換から貨幣が浸透したことで商売繁盛の神さまとして祀られるようになりました。商家の人たちが、こぞって家の敷地内に稲荷社を建てたのもこの頃です。商売が繁盛すればお金も増える。そんな歴史の背景があって、稲荷神はいつしか金運の神さまとして定着していきました。
出典:12ヶ月の開運神社カレンダー
【書誌情報】
『12ヶ月の開運神社カレンダー』
白鳥詩子 著
ほかでは語られていない、 「開運速度がぐんとアップする」特別な神社参拝を伝える1冊。 神社を守る家系に生まれ、11歳で巫女デビューした著者が、 お参りするのに「最適な開運日」を月ごとにピックアップし、 その意味合いと、神様が耳を傾けてくれる願いの伝え方をご紹介します! 神様との「ご縁」が深くなり、神様に愛されながら、 どんどん願いを叶えていける素敵なサイクルが生まれます。 気になる参拝のお作法や、暦にそった開運フード、お願いごと別のおすすめ神社も掲載! 神社好きも、神社巡り初心者も楽しめます。
公開日:2022.01.26