天干と地支を組み合わせて考える
天干と地支が作用し合って四柱推命の命式ができ上がる
天干と地支を分けて解説してきましたが、ここからは2つを組み合わせてより具体的にみていきましょう。
天干=空間、地支=時間と明確に分けられて伝えられていることがよくありますが(間違いではありません)、天干地支どちらにも空間があり、時間が流れています。空間がなければ時間は流れません。さらに言えば、古代の空間・時間の概念と21世紀のそれとでは差異があるはずですし、宇宙の時間と地球の時間もまた異なります。
書籍34~37ページで解説した通り、天干地支それぞれに陰陽五行の性質が宿っていて、それぞれが呼応しています。どちらか一方だけが存在しているのではありません。
このように考えていくと、あなたが生まれた瞬間の空間と時間=天干地支が四柱推命の命式の中に表れてきます。具体的には10個の天干と12個の地支を組み合わせて60通りの干支ができます。これをもとにあなた自身を読み解いていきます。繰り返しますが、四柱推命は陰陽・五行思想をもとに、宿命と運命を推し量る占いです。天干地支に宿った陰陽五行の「気」を読み解いていきましょう。
天干 地支を組み合わせて「60干支」ができ上がる
「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」と「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」をかけ合わせて60通りの干支ができる。例えば、「甲」と「子」を組み合わせた「甲子」は「こうし」、「かっし」または「きのえね」と読む。
【出典】『一番わかりやすい はじめての四柱推命』著:愛新覚羅ゆうはん
【書誌情報】
『一番わかりやすい はじめての四柱推命』
著:愛新覚羅ゆうはん
四柱推命は、生まれた瞬間に決まる不変的な要素を扱う命術のひとつです。古代中国の思想・哲学に基づいて読み解く理論性の高さが特徴で、占いの帝王ともいわれます。
本書は、習得するのが難しいという声の多い四柱推命を、とことんわかりやすく学べるようにした1冊です。
公開日:2024.11.14