2パターンの「コミュ障」と、魅力的な個性【ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学】
人と話すことが苦手な人たち
会話をするのが苦手、会話が続かない、人の目が見られない、場の雰囲気が読めないなど、コミュニケーションを苦手とする人が増えています。
「コミュ障」という言葉は一般化してきており、就職活動や日常生活でも頻繁に出てくる言葉です。
2022年にポーポーがツイッターでアンケートを取ったところ、自分は「コミュ障」「ややコミュ障」と思っている人は約84%もいて、コミュニケーションを苦手とする人が増えていることがうかがえます。
なぜコミュ障は増えたのか
なぜコミュニケーションを苦手とする人が増えたのでしょう。
理由はいくつかありますが、主な理由としてツールの変化により、コミュニケーションの形が変わったことが考えられます。
直接顔を合わせて会話をしていた時代から、今では電話どころか、メールやSNSでのコミュニケーションが増え、人と顔を合わせなくなりました。そもそも会話をする必要がなくなってきたのです。
コミュニケーション力を磨く機会がなくなってきており、苦手意識をもつ人が増えていると考えられます。
【出典】『ゼロからわかるオンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係の心理学』
著者:ポーポー・ポロダクション 日本文芸社刊
執筆者プロフィール
「人の心を動かせるような良質でおもしろいものを作ろう」をポリシーに、遊び心をこめたコンテンツを企画している。色彩心理と認知心理が専門で幅広く心理学全般を活用し、ビジネスやコミュニケーション展開を企画、提案している。著書に『色と性格の心理学』、『決定版 色彩心理図鑑』(ともに日本文芸社)などがある。
大好評「ゼロからわかる」シリーズに、「人間関係の心理学」が登場。対面・リモート・SNSでも使える!「人間関係」×「心理学」科学的な研究に裏打ちされた、ストレスゼロの心地いい関係をつくる方法を紹介します。
■なぜか「攻撃されやすい人」3つの特徴■怒っている?「メール人格」に注意■「SNS疲れ」から離れる方法
■オンラインでも使える「ランチョンテクニック」■投稿内容で性格が見抜ける■ものを頼むときは相手の名前を呼ぶ■人と仲よくなる3大法則とは?■人間関係の構築のために「ハロー効果」を使わない手はない■「変な動き」をすると心が軽くなる■人見知りを克服するための〇〇■集団になると冷たくなる心理■人との仲を決める「視線の行方」■「思い込み」が人間関係を悪化させる■オンラインで部下を育てるコツ■コメント欄はなぜ荒れるのかなど、リアルやオンラインで信頼関係を築いたり、仲よくなったり、困った相手ともストレスなく付き合う方法などを紹介します。
近年は、環境の変化によって新しい心理が多くの人に芽生える傾向にあります。オンラインミーティングやメールでのやりとり、SNS上での交流など、対面以外のコミュニケーションの場面も増えました。このような新しい環境でも、トラブルやストレスを回避しながら円滑な人間関係を構築するポイントがつかめる一冊です。
公開日:2023.12.13