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カーブが武器の中日ドラゴンズの絶対的なスーパーエース!今中慎二

がつプロ変化球大事典〜カーブ編〜

変化の仕方から握り、歴史、使い手で全て教えます!

知ってるようで意外と知らない変化球のウンチクを「がっつり」掘り下げる。今回は一番古い変化球であり、一番最初に覚える変化球であり一番難しい変化球と言われるカーブにスポットライトを当ててみる!

見た目より速い直球と腕と連動していないカーブ

今中慎二/中日ドラゴンズ

今で言えば「絶対的なスーパーエース」だったのが1990年代の今中(中日)だ。特に1993年は31試合登板(先発30試合)249回を投げて防御率2.20、17勝7敗1Sで最多勝、247で最多奪三振、この年はヤクルトに優勝をさらわれたのだが、沢村賞その他数々の賞に選ばれた。投球の組み立ては150キロに迫る速球と、100キロ少しのカーブが軸だった。あまり落ちないフォーク系と80キロほどの超スローカーブを混ぜることもあった。直球は軽く腕を振っているのに伸びがあり、カーブは強く腕を振っているのになかなか球が来ない。その秘密は、腕を速球と同じようにビュッと振っているのに、途中でスポッと球を抜いてしまうことにある。振った指先に球はなく、後からふわっと飛んでくる。そんなやっかいな球だった。

 

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