中日ドラゴンズ2022シーズン『がっつり！プロ野球』期待のオーダーはこれだ！

12球団完全データファイル2022

ついにやってくる2022年シーズン。キャンプ、オープン戦、そして開幕に向け、12球団の最新戦力をしっかりとチェックしておこう！プロ野球は今年も熱くて、メチャクチャ面白い！

【今季の見所】投手陣活況も貧打で台無し！さらに本気の補強姿勢もなく…

一昨季は３位に入ったが、再びＢクラスに逆戻り。パッとしない戦いが続いている中日。12球団トップのチーム防御率が示すように投手陣は元気いっぱいだ。柳裕也、大野雄大の二枚看板に小笠原慎之介が加わり、裏ローテまで枚数に不安はない。リリーフ陣も祖父江大輔、福敬登、Ｒ・マルティネスが勝利の方程式「ダイフクマル」を形成。又吉克樹のＦＡ移籍は痛いが、藤嶋健人が若手ながら防御率１・59と大きく成長しており、人的補償の岩嵜翔も実績十分。穴を埋めることはできるだろう。

問題なのは打線だ。「赤貧洗うが如し…」とまでは言わないが、大島洋平、ビシエド、木下拓哉以外は全員落第のレベル。右の期待のオーダーではあえてルーキーを含めた若手を並べたが、昨季の貧打線より夢があるどころか、打ちそうな気すらしてくる。残念ながら根尾昂は２軍でもスランプに陥っており、入れなかったが、もう煮え切らない中堅は見飽きた。今季は世代交代を楽しみにしたい。それよりも大問題なのはフロントの補強姿勢だ。シーズン中から打線再建の必要性は分かっていたはずなのに、助っ人補強で後手に回り、立浪新監督がラジオ番組で「Ａ・マルティネスより長打力がありそうな選手が（リストに）あまりいなかった」と語る始末。そもそもマルティネスだって昨季94打席で２本塁打…。一体どういうことなのだろうか？