全国49地区 夏の大会データベース
【西東京】
《2022年 センバツ結果》國學院久我山 ベスト4
●甲子園での戦い＆夏の展望
日大三と東海大菅生、センバツ４強の國學院久我山の三つ巴が今夏の軸！
春季東京大会で西東京から唯一４強に進出したのが日大三。今春の西東京の王者といえる。夏の西東京大会でも毎年のように優勝候補に挙げられるが、ここ２大会（3季）は甲子園から遠ざかっている。春の王者になっても、夏は東海大菅生や國學院久我山の逆襲にあい、悔しい思いをしているのが近年の日大三だ。今や西東京の絶対王者とはいえない状況にある。
今夏の軸もその日大三と東海大菅生、そしてセンバツ４強の國學院久我山の三つ巴になりそうだ。東海大菅生も國學院久我山も春は８強止まりだったが、例年のように夏には仕上げてくるだろう。
特に東海大菅生は春季大会準々決勝で浅倉大聖＆矢後和也擁する日大三に２対３と惜敗しているだけに、リベンジに燃えているはず。プロ注目のエース・鈴木泰成の復活があれば鬼に金棒。西東京大会の行方を左右するキーマンだ。
本命は不在。どこが優勝しても驚くことはないだろう。この三つ巴に絡んでくるはずの日大鶴ヶ丘や早稲田実、国士舘、創価、世田谷学園、駒大高などの強豪・古豪にも十分チャンスはある。
気になるのは、毎年のようにダークホース的チームが現れては大会を引っかき回す八王子勢に元気がないことか。夏の八王子勢の躍動に期待したい。そうなれば、西東京大会はますます面白くなる。
全国49地区夏の甲子園DATABASE【関東編】
●センバツ4強に2校を送り込んだ
例年の関東は、各地区内の絶対的2強を軸に夏の大会が展開されることが多かった。たとえば神奈川の東海大相模と横浜の決勝対決は神奈川の夏を彩る風物詩だ。しかし今夏に限っては2強ではなく、頭ひとつ抜け出した大本命が存在し、「大本命とその包囲網」という構図になっている。
今夏の関東のトレンドは「大本命とその包囲網」
本命と対抗という絶対的２強が軸になる例年と違い、今夏の関東は1強が県内無双状態というところが多く、そのため対抗は不在。「大本命とその包囲網」ないしは「三つ巴」という構図になっているようだ。
茨城の大本命は明秀日立。元来の茨城４強（常総学院、土浦日大、霞ヶ浦、藤代）は今夏、明秀日立の包囲網という立ち位置だ。
栃木の大本命は、今年も県内無双の作新学院。群馬は前橋育英。健大高崎と利根商の巻き返しに期待したい。
埼玉は浦和学院。山村学園と花咲徳栄がどこまで仕上げてくるかに注目だ。
東東京は帝京に注目。関東第一、二松學舎大附とともに三つ巴。西東京は東海大菅生が本命だが、日大三、國學院久我山とともにこれも三つ巴といえそうだ。
千葉の本命は夏の勝ち方を知る木更津総合。
神奈川の本命は桐光学園。春季大会は８強で消えた神奈川の絶対的２強（東海大相模と横浜）の今後を占う大会になりそうだ。
山梨の本命はやはり山梨学院。東海大甲府と甲府城西の逆襲はあるのか。
今年の関東も熱（暑）そうだ！
出典：『がっつり！甲子園2022』
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公開日：2022.08.03
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