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ソウルラッシュ危うし!? トップハンデ馬は勝てない&馬券内率も18.2%と苦しいハンデ戦GⅢ【京成杯AH】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去9年データ分析!

Text:長谷川雄啓

京成杯AH(日曜・中山)

芝1600mのハンデ戦、GⅢ。

新潟で行われた14年を除く、データは過去9回です。

1番人気は〔401〕、2番人気は〔012〕、3番人気は〔120〕。

6番人気以下〔256〕、2ケタ人気馬〔142〕。

馬連3ケタはなく、万馬券3本。

2ケタ人気馬のワンツーもある、波乱のハンデ重賞です。

 

ステップレースを見ていきましょう。

まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。

ヴィクトリアマイルから〔011〕。

NHKマイルCから〔002〕。

中京記念から〔302〕。

関屋記念から〔132〕。

その他、ダービー、七夕賞から勝ち馬が。

安田記念、ダービー卿CT、函館スプリントSから2着馬が。

東京新聞杯から3着馬が出ています。

重賞組は人気、着順不問ですが、好相性の2つのレースには傾向があるようです。見ていきましょう。

〔302〕の中京記念からは、3着以内4頭と、6着馬。

〔132〕の関屋記念からは、4着以内5頭と、9着馬です。

以下、OPから〔021〕。人気、着順は不問。

3勝クラスから〔300〕。1、2番人気で勝ち上がった馬です。

 

トップハンデは9年で11頭いて〔011〕。

勝ち馬のハンデは56~52キロで、平均すると54.44キロ。

2着馬は58~52キロで、平均55.06キロ。

3着馬は58~53キロで、平均55.28キロ。

馬券圏内27頭のうち、52キロで連対したのは3頭で、これらはすべて牝馬でした。牡馬は53キロ以上。また、トップハンデは2着までで、勝ち馬のハンデは56キロまで。

これを基礎重量が1キロ増となった今年で考えると、勝ち馬は57キロまで。馬券に絡むのは、牡馬54キロ以上、牝馬53キロ以上の馬となります。

 

連対18頭中、16頭に芝1600mの重賞での掲示板がありました(重賞勝ちは7頭)。

残りの2頭は、芝2000mの重賞に2着があった15年の勝ち馬フラアンジェリコと、前走で3勝クラスを勝ち、ここが初重賞だった18年の勝ち馬ミッキーグローリー。この2頭に共通するのは、中山芝1600mに勝ちがあったことです。

また、連対18頭中、16頭に芝1600mでの勝ちがあり、残る2頭にも芝1600mの重賞に3着がありました。

 

牝馬は〔351〕。

年齢別では、3歳〔113〕、4歳〔202〕、5歳〔543〕、6歳〔041〕、7歳〔100〕。

5歳馬がいいようです。

 

勝ち馬の馬番ですが、6~12番枠で7勝。2番と3番枠が、それぞれ1勝ずつ。

真ん中あたりの枠がいいこと。また、中山のマイル戦らしく、外めの枠に勝ちがないことを覚えておくといいかもしれません。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

【書誌情報】 第6版出来!

『自分で“勝ち馬”を探せるようになる《究極の競馬ガイドブック》』

著者:長谷川雄啓

競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。

そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。

これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。

ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくもの。まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導くことを目的とした本です。

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