プロ野球12球団日本シリーズベスト&ワーストバウト
昨シーズンで71回目となる日本シリーズ。短期決戦ならではの激闘の記憶を球団別にベスト&ワースト年を独断と偏見で選出してみた。
日本ハムファイターズ
【ベストゲーム】
2006年 対中日
●新庄劇場が生み出した“シンジラレナーイ”団結力
この年の日本ハムの主役はシーズン開幕直後に引退宣言をしたSHINJOこと新庄剛志。北海道に移転以来チームを牽引してきた新庄に日本一をと、チームが結束。その団結力はシリーズに入っても変わらず、先制を許してもすぐに追いつくという粘りの野球で中日を圧倒。見事、チームとして44年ぶり、北海道移転後初の日本一に輝いた。最終打席で号泣しながらスイングするSHINJOの姿も印象深い。
【ワーストゲーム】
2007年 対中日
●日本一監督が敵前逃亡!?チームの士気が大低下
日本一からわずか1年後。エースに成長したダルビッシュ有を軸にチームはリーグ連覇を達成。V2に向けて前途洋々だったが…シリーズ開幕直前にヒルマン監督がロイヤルズの監督就任を発表。主力選手はもとより、OBからもブーイングが起こり、チームの士気は低下。迎えたシリーズは1戦目こそ勝利したが、以降はあっさりと完敗。前年に見せた粘りの野球は見事に消え失せてしまった。
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公開日:2021.01.18