打線の上積みなく最下位転落!山本由伸らの躍進が希望の光!
【2019シーズン成績】
61勝75敗7分
勝率 .449
得 点 544 ⑥
失 点 637 ⑥
本塁打 102 ⑤
盗 塁 122 ②
打 率 .242 ⑥
防御率 4.05 ⑤
西村徳文監督に指揮官が代わった今季、結果的には勝ち星を4つ減らし、最下位に転落した。
特にリーグ6位の総得点だった打線は危機的状況だ。吉田正尚は全試合に出場し、打率.322、29本塁打、85打点を記録したが、ロメロは3度の離脱で81試合しか出場できず。福田周平が出塁率.342、30盗塁をマークし、及第点といったところで全体的には迫力を欠いた。また、メネセスが開幕からわずか1カ月で故障離脱した上にドーピングで退団したのは痛かった。
開幕前には 球団でトップの当たり助っ人と言われていた のだが…。T-岡田は腰痛で20試合の出場に終わり、伏見寅威も6月にアキレス腱断裂で姿を消している。ルーキーの中川圭太が111試合で打率.288を記録したが、中軸を任せられるほどのパワーはなく、中軸の立て直しは急務だ。
しかし、先発陣は若手の台頭が目立った。山岡泰輔が13勝4敗、防御率3.71の成績を収め、21歳の山本由伸は8勝6敗、防御率1.95で最優秀防御率のタイトルを獲得。
K-鈴木は102・1投球回で4勝6敗、防御率4.31。フルシーズンの活躍ではなかったが、榊原翼や田嶋大樹も頭角を現している。先発育成は順調といえるのではないだろうか。
一方で奮わなかったのはリリーフ陣。増井浩俊が53登板で防御率4.83と冴えず、守護神から陥落。代役のディクソンも防御率3.03で急造クローザーの域を出ていない。
55試合で防御率1.83の成績を挙げた海田智行を除けば、 防御率3〜4点台がほとんどでかなり厳しい状況だ。
【TEAM LEADER】
打率 吉田正尚 .322
本塁打 吉田正尚 29本
打点 吉田正尚 85打点
盗塁 福田周平 30盗塁
登板 海田智行 55試合
勝利 山岡泰輔 13勝
奪三振 山岡泰輔 154奪三振
セーブ 増井浩俊・ディクソン 18S
H P 近藤大亮 26HP
写真:あもあもだいち
公開日:2019.12.24
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