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2種類のシンカーを駆使して西武黄金時代を牽引!潮崎哲也

がつプロ変化球大事典〜シンカー編〜

他にも大勢いるけれど……『がっつり!プロ野球』が独断で“秀逸投手”を選定しました!

プロ野球新旧シンカーの使い手大公開!!

2種類のシンカーを駆使して西武黄金時代を牽引!

潮崎哲也/埼玉西武ライオンズ

1990年代〜2000年代、西武黄金期の後期を支えた潮崎哲也は、緩急2種類のシンカーを投げ分けて球界を席巻した。自身が「左投手のカーブみたいな変化球を投げたかった」と語る「緩」のシンカーは、握りやリリース、腕の振りなど、すべてがカーブとは「逆」を意識して生まれたもの。球速は100キロ程度とかなり遅いが、落差50センチともいわれる鋭さでバッターを手玉に取った。右のサイドスローながらストレートが150キロ近い速球派だったため、その緩急の効果は抜群。あまりの変化量に、対戦相手の中には「あれはシンカーじゃなくて、潮崎哲也しか投げられない新球」と語る選手もいたほどだ。1990年代後半に入ると、120キロ台で鋭く曲がって落ちる「急」のシンカーも身につけ、リリーフ、先発として通算82勝55セーブの記録を残している。

 

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