助っ人外国人列伝/アメリカ1980年代編
今回の助っ人外国人列伝は、アメリカ編(80年代)。この時代にアメリカからやって来た助っ人外国人は、チームの中心となった実力者が多く、個性溢れる助っ人が大豊作!
超メジャー級の〝本物〟はわずか4試合で時の人に
ボブ・ホーナー
NPB通算1年:(1987)
93試合 打率.327 31本塁打 73打点
●バブルの象徴ともいえた黒船襲来!1年で強烈なインパクトを残す
日本バブルに沸いていた1987年。ヤクルトに〝本物〞のメジャーリーガーがやってきた。それまでのメジャーリーガーは経歴詐称やピークを過ぎた選手ばかりだったが、ボブ・ホーナーは29歳の若さでブレーブスの主砲。そして破格の高額年俸で途中入団した〝本物〞は、いきなり格の違いを見せつける。
日本人にはないスイングスピードでスタンドに吸い込まれるようなアーチを連発し、最初の4試合で11打数7安打6本塁打の大暴れ。まさにモノが違う黒船の襲来に観客動員、そしてヤクルトの株価も上昇するホーナー旋風を巻き起こした。
だが、野球観と文化の違いに馴染めず、1年で日本を去ってしまい、翌年はカージナルスでメジャー復帰したが、左肩を痛めて引退。その後は石油とガスの会社を設立するも、多額の借金を抱えたという。
出典:『がっつり! プロ野球(32)』
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公開日:2023.01.26