ランナーの時、第2リードを正しくとれるようになろう
【こんな良いコトが!】
次の塁に少しでも近づけるから
ピッチャーが投球動作に入るまでの「第1リード」の後に、実際にスタートを切る形で2歩、3歩と走る「第2リード」。
50メートル走やベースランニングのタイムがよくても、第2リードが下手では台無しになってしまう。走塁における重要なテクニックだ。
自分に合ったリズムとタイミングで、できるだけ大きくとれるように。相手ピッチャーのモーションを観察することも大切だ。そのまま二塁に走るゴロや、暴投・パスボールのときには、勢いをつけダッシュへと移る。バッターが打たなかった場合や、ライナーやフライのときは素早く帰塁できるように。上手な第2リードは、相手バッテリーにとっても大きなプレッシャーになる。普段の練習から意識し、感覚を磨いておこう。
【監督からのひと言】第1リードの大きさは、ヘッドスライディングで帰塁できる「身長+1メートル」程度が基本だ。
出典:『少年野球 監督が使いたい選手がやっている! デキるプレイ56』監修/江藤省三
『少年野球 監督が使いたい選手がやっている! デキるプレイ56』
監修:江藤省三
少年野球の監督がレギュラーにしたい子供は大きく2つにタイプに分かれます。
・野球の技術、運動能力に優れている子
・野球のプレイに精通している子
野球は「投げる、打つ、走る」の能力が問われるスポーツで、これに優れた子供がレギュラー選手になる面が大きい。これが「野球の技術、運動能力に優れている子」です。
しかし、数多くあるいわゆる「野球技術向上本」は読んだところですぐには上手くならないのが現実。では、多くの“普通の子”にとって、何がレギュラーと補欠を分けるのか?それがもう一つの「野球に精通している子」かどうかという事です。
ルールを知らないのはそれ以前の問題ですが、監督は「ルールより少しだけ上のセオリーのプレイを知っている子」をレギュラー選手に使いたくなるものです。これに技術は必要なく「知っているか?知らないか?」の差でしかありません。
野球にはこのようなプレイが数多くあります。これができるかどうかで監督の評価は大きく変わってきます。
本書はその「知ればすぐにできる野球のセオリー」を集めました。これが出来るようになれば「明日から監督が使いたくなる選手」になれる1冊です。
公開日:2022.02.05