出馬表の決まり方
“出馬表”といって、馬の名前や、成績、実績などが書かれたものがあるのですが、ここではわかりやすく、イラストで馬が 18頭。現在、18頭は最も多い出走頭数になります。
出走する18頭のそれぞれに、1から18 までの、固有の番号、“馬番号(馬番)”が与えられます。さらに、9頭以上出走してきた時は、必ず8つの“枠”に分けます。なぜ分けるのかというと、枠で馬券を買う、“枠連”というのがあるから。
でも、18頭を8つの枠に分けると言っても、18は8では割り切れない。じゃ、どうするかと言うと、外からたくさん入れていくんですね。
8枠に3頭、7枠に3頭、6枠から1枠までを2頭ずつにして、18頭が8つの枠に入ります。
で、それぞれの枠が色分けされていますよね。これは“帽色(ぼうしょく)”といって、「この枠の馬に乗る時、騎手は必ずこの色の帽子を被る」というのが決まっています。競馬をやっていくうちに、自然と覚えていくものですが、なるべく意識して覚えるようにして下さい。
【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。
公開日:2020.07.05