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VERDI「La Traviata」 Message from Violetta 柴田智子・主演・脚本・演出 改訂版 再演 6/13(金)at18:30  豊洲シビックセンターホール

株式会社 T.S.PROJECT INTERNATIONAL
「La Traviata」でありながら舞台はNY。そこには絶望のどん底にいる一人の青年がいた。300年もの時を越えてヴィオレッタの愛はどのようなメッセージを私たちに残してくれるのだろか。 

【柴田智子から皆様へのラブレター】
柴田は自分がオペラ主演のキャリアの最後に2024年を生きる一人の70歳の声を間近に意識した朝、「La Traviata」のスコアと向き合った。
 その夜オリジナル曲本も読みながら、自分がまだギリギリに声が間に合うなら、是非この作品を自分でしかできない作品に出来るインスピレーションを持った、アメリカでオペラと現代音楽の世界で生きたバーンスタインに背中を押されて、イタリアに再留学をした日々を思い出しながら…ミラノのスペイン大使の家で寝泊りを許され、豪華絢爛に飾られた家具やアートに囲まれて、日常を忘れながらもどこか自分から遠い世界を感じていた。ミラノスカラ座で当時ムーティ―の下で副指揮をしていたボブ、キャタルソンのとコーチングやカラス死後スカラ座で上演されなかった長時間ノーカットで楽譜に書かれた通りの数十年ぶりの再演も、カラスにそっくりと言われた歌手による上演にも感動を得ることが出来なかった。
 自分のルーツや音楽性や教育に向き合う事数か月、私に出来る「椿姫」の演出案が浮かんだ。それは今と過去を結ぶ「椿姫」”ヴィオレッタとアルフレードにもし子孫が出来ていたら”という発想がすぐ思い浮かんだ。
 豊洲シシビックセンターホールの夜景も利用してのNYのアパートメントから18世紀のヴィオレッタの住むフランスへと静かに時を移していく。NYメトロポリタン歌劇場でも観られるモーツアルトを現代のシーンでやるとか…等は作られた時代からでるメロディーの美しさや甘いディユエットをぶち壊してしていまう。
 それほど意味のないものはないと柴田はNYでも何度となくディレクターともぶつかった記憶がある。ただ言えることはオペラは長い、その長さを今を生きる人たちに共有を強いられるかというと私は首を横に振り、長年オペラに携わって活躍をしてきた久保晃子さん(ピアニスト・コルぺティツーア)の方にカットを依頼し、間にNYの子孫ロバートのアパートと繋ぐことにした。
 昨年の公演ではミュージカルを目指す若い学生や教員、オペラ歌手の方々やディヴィ・スカルノ夫人もお見えになり、普段オペラに出向かない方々の姿も増えた事は本当に嬉しかった。
 オペラのキャリアを実質的に終わるもっと前にやりたかった事であるが、後悔先に立たず今を生きるしかなく、この公演で私が歌う事は、昨年膝・股関節・腰を痛め車椅子で練習場に立ち、本番時もたっていたのはステージだけでステージは立つのがやっと‥走るシーンでも走れなかった私が今一度自分が演出した様に動いて歌うだけなく、演技もスコアに書かれていることをやり遂げたいという意味合いがある。
1年の間に手術を2回し、まだ完全でない足を制して全てが崖っぷちである中で改訂版再演をするには理由がある。「椿姫」を演じるのは今年を逃したらもうない。
 誰にでも訪れる、オペラ主役との「さよなら」がある。それはこの「椿姫」であったなら私のオペラ引退にはこんな花道はないのである。
 でもプロデユースから、ブッキングから、制作、主演、脚本を簡単な事ではなかった。三浦奈綾さんに脚本整理をお願いし、演出の監修をお願いして6月13日を迎える。どこにもない柴田智子発案・脚本・演出・主演のオペラ「MESSAGE FROM VIOLETTA」~LA TRAVIATAに是非お越し頂けます様に心からお誘い、お願い申し上げます。

【 プロモーション動画 】
    ※一部オリジナルキャラクターが出演しこちらはフユージョンです。