
《After the winter》和紙、アクリル、膠、金箔、木製パネル / 750×875×50mm / 2025
京都 蔦屋書店(京都市下京区 京都高島屋 S.C.[T8]5F・6F)では、品川亮 個展「And Life would all be Spring」を、2025年4月5日(土)~4月29日(火)の期間、 6Fギャラリーにて開催します。
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/46051-1432510305.html
概要
品川亮は大学院在学中より、ホテル客室(翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都)の襖絵を依頼され、制作するなど早くから脚光を浴び、国内外からも高い注目を集め続けるアーティストです。
高校卒業後、早くからイタリアやスイスに渡り、西洋美術に触れることで絵画史への理解と考察を深めた品川は帰国後、「日本の絵画」についての探求を始めます。岩絵具や箔といった伝統的な日本画の素材を用いて、やまと絵、琳派、狩野派などの様式を引用しつつも、そこに近代美術の技法や現代性を取り入れることで、いまを生きる日本人の自分にしか描くことのできない作品を作り出すことを試みています。現在は、掛け軸や襖絵などの伝統的な様式から現代の建築空間まで、幅広い表現をつくり出すことに積極的に取り組んでおり、国内外での展示発表のほか、京都の寺院への所蔵や、企業のコミッションワークも幅広く行っています。
今回の展示では、厳しい冬を乗り越えて訪れた春を祝うような、華やかで豊潤な作品を展示します。絵画と素材への深い見識と情熱から生み出される品川亮の豊かな表現の挑戦をどうぞご覧ください。

《つばめ、たんぽぽ / Swallow,Dandelion》和紙、岩絵の具、墨、アクリル、膠、木製パネル / 857×750×50mm / 2024

《白椿 / White camellia》和紙、岩絵の具、墨、アクリル、膠、金箔、金泥、木製パネル / 375×500×40mm / 2024
作品販売について
作品は、4月5日(土)11:00より店頭にてエントリー受付を開始します。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
本展に寄せて
絵を描く時、紙をパネルに張り込んだ時点で、そこには空間がもう描かれていて、僕はそこに絵の具を使って演出を加えている、という感覚があります。無限に広がる絵画という箱の中で自分はどんなことができるのか。それは金箔でも紙のままでも同じです。
そして常に、絵の具を置く心地よさ、思索する快楽があります。とても楽しく、うまくいかないこともまたわくわくします。 描きすすめていくと、早く完成が見たいという気持ちと同時に、完成しないでほしい、完成しなければいつまでも頭の中の理想の絵画のままなのに、と思いながら制作しています。 たくさんの人に見ていただけると嬉しいです。 品川亮
プロフィール
品川 亮

画家。京都を拠点に活動。現代における新しい絵画の可能性に挑戦し、掛け軸や襖絵などの伝統的な様式から現代の建築空間まで、幅広い表現をつくり出すことに積極的に取り組んでいる。
●個展
2024年「影のない絵」 GALLERY CURU(タイ、バンコク)
2024年「山紫水明」WINWIN ART 未藝術(台湾、高雄)
2023年「Re: Action」福田美術館 パノラマギャラリー(京都)
2023年「RYO SHINAGAWA」Eslite Gallery(台湾、台北)
2021年「LANDSCAPE」OIL by 美術手帖 ギャラリー(東京) など
●グループ展 / フェア
2024年「Art Rhizome KYOTO 2024『逆旅京都』」ホテルリングス京都(京都)
2023年「伝統のメタボリズム~様式の変容~」SHUTL(東京)
2023年「young okazaki vol.3」MtK Contemporary Art(京都)
2017年「刓、婉、完 」uJung gallery(韓国、ソウル)
2017年「Tipei Annual」Taipei Expo(台湾、台北)
2016年「Insecure tied land」Frees Art Space(台湾、台北)
2016年「Jitto」anne mosseri-marlio galerie(スイス、バーゼル)
2016年「International Art Exchange Exhibition」Hongik Museum of Art(韓国、ソウル) など
●所蔵
建仁寺塔頭 両足院(京都)、天霊山 松林院(京都)、福田美術館(京都)など
展覧会詳細
品川亮個展「And Life would all be Spring」
会期|2025年4月5日(土)~4月29 日(火)
時間|11:00~20:00 ※最終日のみ18:00まで
オープニングレセプション|2025年4月5日(土)17:00~18:30
会場|京都 蔦屋書店 6Fギャラリー
主催|京都 蔦屋書店
協力|SHINAGAWA STUDIO
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/46051-1432510305.html

京都高島屋S.C.[T8]5・6階に位置する京都 蔦屋書店は、全フロアを通じてアートと文化の「伝統と最先端」が共振する場です。芸術分野を広く取り扱う約6万冊の書籍と、日常のアートピースとなるような文具・工芸品のほか、フロア内に点在するアートスペースでは、注目の現代アート作品を展示。店頭と合わせてECサイトでもご案内いたします。約120席あるSHARE LOUNGEでは、カフェや仕事場、イベントスペースとして、居心地の良い空間を提供します。
住所|〒600-8002 京都府京都市下京区四条通寺町東入⼆丁目御旅町35 京都高島屋S.C.[T8]5・6階
電話番号|075-606-4525
営業時間|10:00~20:00
※6Fシェアラウンジのみ、8:00~22:00
HP|https://store.tsite.jp/kyoto/
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CCCアートラボ
CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
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公開日:2025.03.12
