阪神に入団して、1年目から62試合に登板という大車輪の働き。そのルーキーイヤーを思い出してみてもらった。
1年目は全てリリーフで62試合に登板。先発への思いはなかったのか?
全くゼロだったということはないが、リリーフピッチャーとして常に近くにいた藤川球児、渡辺亮、小嶋達也といった先輩に学べる部分がとても多く、後から思い出しても中継ぎというポジションでいられて良かったという気持ちだと話してくれた。
投げすぎによる肩、ヒジの負担はどうだったのか聞いてみた。
最初は全く大丈夫だったが、オールスター出場後に初めて肩に違和感を感じたことがあった。
そのときは10日間ファームに落ちて、ほとんど投げないようにしていた。
丸3日間ほぼボールを握らないようにしたこともあったという。
そうすると、自然と肩の違和感もなくなり元のようなボールが投げられるようになったとのこと。
ケガではないが、その一歩手前の段階であると思われる「違和感」という状態。
まずは休ませるということが重要なのだろう。
大学、社会人野球とは違って毎日のようにブルペンで肩を作らなくてはいけないプロのリリーフピッチャーならではの体験談だ。
公開日:2022.06.25