スポーツトレーナーは「職人の世界」。業界の今と昔
-齊藤さんは東京学芸大学在学中にトレーナーについて学び、大学卒業後の1998年、スポーツトレーナーとして本格的に活動をはじめました。
「当時、大リーグ挑戦をしていた野茂英雄さんをサポートする会社(株式会社ストロングス)に就職しました。野茂さん以外にも様々なスポーツのトップアスリートと契約をしている会社だったので、その時所属していたトレーナー達は(私も含め)、日本だけでなく海外での試合やキャンプ等々のサポートで飛び回っていましたね」
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-当時の仕事について、どんな印象を受けましたか。
「職人の世界でした。職人といえば”石の上にも3年”というイメージがありますが、仕事をする上での心構えや意気込みが強く必要とされていた。その上で、目標を達成するための行動計画の落とし込みがすごかったですね。勉強も実技も含め、毎月必ず計画を立てて実行し続けた6年間でしたね。今でこそそうしたステップを踏むところも増えていますが、それを90年代にすでにやっていたんです」
-時代に先駆けていたんですね。行動計画以外に学んだ部分はありますか。
「自分にプレッシャーをかけて成長していくところですかね。いい意味でほらを吹いて、”俺はこれだけできるんだぜ”って言え、でもやれないんだったら陰でやれ。陰で自分を高めろ、みたいなことはよく言われましたね。うそを言うんだったら現実にしろということです。人前での立ち方とかふるまい方はそこでかなり仕込まれました」
【インタビュー】有限会社Wellness Sports代表 齊藤邦秀
◆経歴◆
1972年、山形県生まれ。有限会社Wellness Sports代表。NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会) JAPANエグゼクティブオペレーショナルチーフ。東京学芸大学教育学部生涯スポーツ専攻運動処方専修卒業。学生時代からスポーツトレーナーとしての活動を始め、卒業後に本格的にトレーナーの道に進んだ。2004年に32歳で独立し、Wellness Sportsを設立。現在は、運動・栄養・ストレスマネジメントを統合させた「ライフスタイルコーチング」を提唱し、個人へのトレーニング指導だけでなく、医師や理学療法と連携したメディカルフィットネスプログラムの開発、企業の健康経営のサポート、行政・学校での講演、トレーナー育成、メディア出演などさまざまな活動を行っている。
【取材元】スポジョバ〜スポーツ業界に特化した求人メディアサイト〜
取材・構成=久下真以子
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公開日:2020.04.02
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