決算書を見るときのポイントは「売上」と「利益」【図解 株式投資の話】
決算書の見方
企業の決算書は複数枚で構成されています。
初心者の方は決算書の見方がわからないと思います。
決算書は、本決算の「決算短信」と、第1~3四半期の「第●四半期決算短信」があります。
ここでは、決算短信の見方を簡単に説明します。
重要なことは1ページ目に書いてあります。
決算書の1ページ目に書かれているのは主に以下の3つです。
①前期の業績結果
②配当
③今期の業績予想
まずは「前期の業績結果」を見ましょう。「売上」と「経常利益」に注目します。前期の売上と経常利益が、前々期に比べて増えたのか、減ったのかを調べます。当然、増えたほうがいいです。
次に、「配当」を見ましょう。今期の配当予想がいくらなのかを調べます。前期よりも増えていたほうがいいでしょう。
最後に、「今期の業績予想」を見ましょう。ここでも、「売上」と「経常利益」に注目します。今期の売上と経常利益が、前期に比べて増えそうなのか、減りそうなのかを調べます。当然、増えるほうがいいです。
中長期の投資であれば、「売上」と「経常利益」が順調に増え続けている企業の株がいいでしょう。
1ページ目の業績を見て、「投資してみたい」と思ったら、2ページ以降にも目を通しましょう。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』
著者:二階堂 重人
著者プロフィール
専業トレーダー。テクニカル分析を駆使したデイトレードやスイングトレードを中心に、株、FXの双方で月間ベースで8割以上という驚異の勝率をたたき出すし、 波乱の相場環境でも着実に利益を重ねている。著書は50冊以上、累計102万部を超える。
新NISAのスタートにより、若い人は将来への貯蓄、高齢者は老後の資金など、お金に対する安心を得るため、投資への関心はどんどん高まっている。積み立て方式や、投資信託など、手軽に始められる新NISAではあるが、より短い期間で利益を得るためには、やはりリスクは高くなっても「投資」するなら「株式」という人が増えてきている。本書では「8割の投資家が損をする」と言われる株式投資で勝つ(利益を上げる)ための、株式・投資の基本的な考え方、必要な知識・しくみから、具体的な始め方、買い方、売り方、管理、続けるために知識まで、シリーズの特性を活かし、図解とイラストでわかりやすく解説する。「株」の初心者が不安や疑問なく始めるために、とにかく理解しやすい入門書として最適な一冊。
公開日:2024.11.17