投資する株を「配当利回り」と「業績」で選ぶ【図解 株式投資の話】
「配当利回り」
中長期の投資なら、以下の2つの条件に該当する銘柄がおすすめです。
①配当利回りが高い
②業績が伸び続けている、または、安定している
まずは、配当利回りで絞り込みます。
配当利回りとは、株価に対して、1年間でどれだけの配当を受けることができるかを示す数値です。計算式は以下の通りです。
配当利回り(%) = 1株当たり配当金 ÷ 株価
「配当利回り5パーセント以上」の株がおすすめです。5パーセント以上の中にいい株がなければ、「4パーセント以上」の中から選びましょう。
2024年6月16日現在、「配当利回り4パーセント以上」の株は約400銘柄あります。このうち、「配当利回り6パーセント以上」は3銘柄、「配当利回り5パーセント以上」は59銘柄あります。これらの中から、投資する銘柄を見つけましょう。
配当利回りの高い株はインターネットを使って「配当利回りランキング」で検索すると、利回りの高い順に銘柄を紹介しているサイトが出てきます。
「業績」
配当利回りの高い株がわかったら、次は業績で絞り込んでいきます。できれば、業績が伸び続けている企業の株がいいでしょう。
簡単にいうと、「毎年、売上と利益が伸び続けている株」です。なければ、「毎年の業績が安定している株」でもいいでしょう。
少し面倒かもしれませんが、自分の大切なお金を投資するわけですから、しっかり調べましょう。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 株式投資の話』
著者:二階堂 重人
著者プロフィール
専業トレーダー。テクニカル分析を駆使したデイトレードやスイングトレードを中心に、株、FXの双方で月間ベースで8割以上という驚異の勝率をたたき出すし、 波乱の相場環境でも着実に利益を重ねている。著書は50冊以上、累計102万部を超える。
新NISAのスタートにより、若い人は将来への貯蓄、高齢者は老後の資金など、お金に対する安心を得るため、投資への関心はどんどん高まっている。積み立て方式や、投資信託など、手軽に始められる新NISAではあるが、より短い期間で利益を得るためには、やはりリスクは高くなっても「投資」するなら「株式」という人が増えてきている。本書では「8割の投資家が損をする」と言われる株式投資で勝つ(利益を上げる)ための、株式・投資の基本的な考え方、必要な知識・しくみから、具体的な始め方、買い方、売り方、管理、続けるために知識まで、シリーズの特性を活かし、図解とイラストでわかりやすく解説する。「株」の初心者が不安や疑問なく始めるために、とにかく理解しやすい入門書として最適な一冊。
公開日:2024.11.21