FA権行使ならセパ問わず大争奪戦に!?2年ぶり5度目の2桁勝利挙げた大瀬良大地


残留か移籍か?大瀬良大地は佐々岡監督との会食へ
日本野球機構(NPB)より11月14日、フリーエージェント(FA)有資格者として、広島カープの大瀬良大地が公示された。
FA権を取得した選手は、日本シリーズ終了日の翌日から土、日曜日と祝日を除く7日以内に在籍球団に、FA権行使の意思を伝えればFA権を行使でき、「FA宣言選手」として公示された翌日から他球団との交渉が可能となる。
大瀬良大地は今シーズン、23試合に登板し、10勝5敗、防御率3.07と、3年連続3度目の開幕投手を務めたプロ9年目の今季は2年ぶりに規定投球回に到達し、2年ぶり5度目の2桁勝利を達成した。
昨シーズンは右肘手術の影響で5勝止まりだったが、2017年から3年連続2ケタ勝利を挙げた縦と横に変化する2種類のカットボールと150キロ強のストレートのコンビネーションで、打たせて取る老練な投球は衰えを見せていない。
11月1日のヤクルトスワローズとのレギュラーシーズン最終戦後に大瀬良大地は、球団やいろいろなと話をしてしっかり考えたいと語り、ここまで自主練習と並行して熟考を重ねてきた。
15日には佐々岡監督が発案した広島市内の鉄板焼き店での食事会に同じく国内FA権を保有する同級生の九里亜蓮とともに出向き、その場ではありがたい言葉を頂いたと、ラブコールを受け取った。
そして、17日にマツダスタジアムで自主練習を終えた大瀬良大地が、近日中に球団と話し合いの場を持つことを明らかにし、いよいよ決断を固める最終段階に入った。
先発だけでなく中継ぎとしての適性も高いだけに、FA権を行使すればリーグを問わず大注目の選手になるだろう。高額の大型契約になりそうなだけに獲得できる球団は限られるが、地元が長崎の九州つながりのソフトバンクあたりが狙ってきそうだ。
巨人は今オフのFA市場に参戦しないとの報道が12日に出ているが、大瀬良自身がファンだったことを口にしており、FA権行使ならどう動くか。
来年31歳とまだ若く、勝ち星が計算できる主力投手だけに球団としても全力で引き留めにかかるとみられる。
近日中に行われる球団と話し合いが大きな潮目となりそうだ。
と、予想されていたが、本日18日、大瀬良大地はマツダスタジアムで会見を開き、今シーズン中に取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、残留することを表明した。
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