【女子サッカーW杯】異色の輝きを放つ「サポーターによる現地からの情報発信」に思うこと≪なでしこリーガー・樫本芹菜≫

ワールドカップが開幕し、我らが代表チームである、なでしこジャパンはベスト16入りを決めました。
女子サッカー関連の情報を積極的にとりにいく方ではないのですが、この時期だけは普段は別のトピックで溢れているタイムラインにがっつり出現してくるので、日常ベースで記事などを見かけるようになっています。
私の興味を惹くものは、人のバックストーリーのような、その人の思考が覗ける内容になってくるのですが、今のところ私が興味を持ってリンク先へ飛ぶ記事のその全てが有料で、一つとしていまだに読み終えたものがありません。
結局はビジネスが先行するのだなと、そういった面では今大会も底が見えたなと思い始めていましたが、その中で異色の輝きを放つアカウントがありました。
今回は個人ブログではないので個人名は伏せますが、そのアカウントの持ち主は、一人のサポーターとして現地に乗り込んでいるようで、彼女の発信からは現地のリアルな熱感が伝わってきます。
選手や現地の人との交流など、自由に歩き回りながら、このイベントを様々な角度から発信されていて、あたかも自分も現地にいるかのような気持ちになってきます。
そして何より、発信者の方が心の底から楽しんでいる表情や行動、その一つ一つ全てから発せられるエネルギーが動画を通して伝わってくるようで、これ以上はないプロモーションだなと思いました。(プロモーション目的で発信している自覚は本人にはないと思いますが。)
TV、新聞のようなメディアへの露出の少なさがマイナースポーツでは課題とされていた時代の中で新しい道を示したのはSNSの台頭でした。
そして、女子サッカー界でもいち早くその可能性に乗っかったのはアメリカだったと思いますし、今でも選手やクラブを通したクリエイティブは見事だと思います。
そこから年月は流れ、選手やクラブのような身内が発信することはもはや当たり前となり、そして今回のようにサポーター側から好きという気持ちやそこへの情熱が直に伝わってくる発信に触れ、また一つの時代が動いたのではないかと。
スポーツの持つ魅力の一つとして、非日常的な莫大な感情エネルギーが動くところがありますが、その目に見えない感情の可視化や伝達には、やはりそれだけの情熱を持った人が媒体となるか、そのプロセスに絡む必要があります。
そうなってくると、いかにファン・サポーターたちの視点から広げてもらえるかという考えが非常に大事で、その行為をそのものを楽しいとさえ思わせてしまう戦略・戦術を考えることが、もしかすると認知課題におけるブレイクスルーに繋がってくるのかもしれません。
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