本好きなら読んでほしい!坂本葵さんの新著『その本はまだルリユールされていない』が、雑誌ダ・ヴィンチ「今月の絶対はずさない!プラチナ本」に選出。全国の書店員さんから絶賛の声が相次ぎたちまち三刷決定!

どんな本でも修復できる魔法のような製本工房で、わたしの人生もやり直せるなら――職人の手仕事による製本所「ルリユール工房」を舞台にして、そこで起こる小さな奇跡の積み重ねが、読者の心にそっと寄り添います。 株式会社平凡社(本社:東京都千代田区/代表取締役:下中順平)より3月に発売された坂本葵さんの小説『その本はまだルリユールされていない』(税込価格1.870円)が、本とコミックの情報誌「ダ・ヴィンチ」編集部があまたある新刊の中から厳選に厳選を重ねたおすすめの1冊を紹介する「今月の絶対はずさない!プラチナ本」に選ばれました(「ダ・ヴィンチ」2025年6月号にて発表)。 2025年3月24日の発売前から全国書店員さんの応援の声によって推されてきた本作ですが、発売2か月足らずで三刷が決定しました。「プラチナ本」選出を受けて、新帯も作成。本好きならばきっと心に響く、2025年絶対に読み逃せない話題作です。 ルリユール relieurとは、フランス語で「もう一度~する/し直す」という意味の〈re〉と、「(糸で)綴じる」という意味の〈lier〉、これら2つの単語を合わせた言葉であり、本書では、手製本する作業のことをあらわしています。 物語は、司法書士になる夢をあきらめた主人公まふみが、非正規職員の図書館司書として母校の小学校に赴任するため、実家近くのアパート「リーブル荘」に引っ越してくるところから始まります。ルリユール工房を併設するリーブル荘には、世界的な製本家として活躍する綺堂瀧子(きどう・たきこ)親方とその孫で天才製本家の由良子(ゆらこ)が暮らしています。まふみは小学校の司書として子どもたちが抱える様々な問題に直面しながらも、親方と由良子を通じて製本の世界に触れることで、どの本の背景にも人間の物語があり、本が人の心を救いうることを学んでゆきます。 【書店員さんの声】 全国の書店員さんから応援のメッセージが届いています! ――本がつなぐ人と人との出会い。「私にも大事な本があった」ことをあらためて思い出させてくれる(くまざわ書店 森岡様) ――実に読みどころしか見当たらない作品で、本に対する愛、言葉への信頼、生きることの尊さ……。深淵なる「学び」と比類なき「哲学」が凝縮されており、「こういう小説が読みたかった!」が、率直な想いです。(アルパカ 内田剛様) ――【紙の本への愛】がたくさん詰まっていて、登場人物も全員余すことなく好きになりました。(紀伊國屋書店富山店 山口様) ――本作は、本として、紙媒体で発売されることにとても意味のある物語だと思います。小さな事件もおこりつつ、みんなが前に進んでいく物語。誰もおいてけぼりにせず、手を優しく繋ぐような物語(紀伊國屋書店イトーヨーカドー木場店 豊沢様) 本が好きな人ならば、必ず心に響くしかけにあふれています。ぜひご注目ください。 著者の坂本葵さん ■著者プロフィール 坂本葵(さかもと・あおい) 1983年愛知県生まれ。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。大学の非常勤講師の傍ら執筆を始める。『吉祥寺の百日恋』(2014年/新潮社)で作家デビュー。そのほかの著作に『食魔 谷崎潤一郎』(2016年/新潮選書)など。本書が二作目の文芸作品となる。 ■新刊情報 【書名】その本はまだルリユールされていない 【著者名】坂本葵 【発売日】2025年3月24日 【仕様】:四六判/上製/240頁 【定価】1,870円(10%税込) 【ISBN】978-4-582-83982-1

【出版社】平凡社
https://www.heibonsha.co.jp/book/b658056.html
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