【無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典】
夫にとっては何気なく言っただけのひと言。本人に悪気はなく、よかれと思って無自覚に発した言葉。
しかしその時、妻は心の中で叫ぶ…。
妻に対することばの選択には細心の注意を
たとえば、共働き夫婦であれば、妻は仕事と家事・育児との両立のために、身も心もすり減らす毎日を送っています。そんな状況を改善するため、夫婦で話し合い、いざ役割分担を決めようとなったときに夫がこんな言葉をかけてしまうことがあります。そもそも、「手伝う」という言葉を選択した時点で、夫側に「家事、育児のメインはあくまで妻」という潜在意識が働いているのを感じ取れます。
本来は夫婦で行うべき子育てに対してどこか他人事のような立ち位置であることをほのめかしてしまったわけです。夫としては特に意識せず「手伝う」と言っていたとしても、その語感に主体性のなさが感じられるため妻のモヤモヤは残ってしまうでしょう。
出典:無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典
『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』
監修:岡野あつこ
【「今日一日、なにやってたの?」生活の中で何気なく夫が踏みがちな最凶地雷ワード集が誕生!】
夫婦は相手をリスペクトしてこそうまくいくものですが、同棲や結婚、出産などの環境の変化を機に、夫の無自覚な一言によってトラブルになってしまう夫婦は多くいます。
その背景には、夫が妻の立場に経って考えられていなかったり、「自分がメインでやるべきことではない」という勝手な決めつけによる言動が妻の気持ちと距離を生んでいることもあります。
本書では、夫婦問題研究家として3万8千件以上の夫婦関係の相談などを受けてきた著者と共に、妻をイラっとさせる『地雷ワード』をイラストを交えながら80ワード以上掲載します。男性側からの「今日一日、何やってたの?」「俺も家事とか育児とか手伝うから」などを始め、「言ってくれればやったのに」といった主体的に考えていないような発言や、「イクメン」「嫁」「家族サービス」など、『地雷単語』が入ったワードもたっぷりと掲載します。
さらに、女性から男性に対しての地雷ワードなども紹介し、男女どちらの視点からも役に立つ一冊を目指します。地雷ワードを知ることでその言葉の中にどういったニュアンスが含まれ、なぜその発言が相手をイラっとさせるのかが明確にわかるのはもちろん、理由をしっかり理解することで、相手の立場に立った考え方ができるようになったり、どちらも主体的に動くようになったりと、夫婦関係の改善に繋がります。
また、相手を傷つけてギクシャクしないための地雷ワードの言い換えも紹介。うっかり言いがちな地雷ワードを通して、夫婦関係を見直せるようになる一冊です。
公開日:2023.08.16