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山や川といったアウトドアに生息する刺されると危険な虫の種類とは?【応急手当ハンドブック】

危険な虫

山や川といったアウトドアはもちろん、身近なところにも刺されるとトラブルになる虫は数多く生息している。種類に応じた対応をするのが理想だ。

【血を吸う虫】
多くは吸血する際に唾液腺から毒素を注入するため、しばらくしてから刺されたところ赤く腫れあがる。
◆蚊
人を刺す種類と刺さない種類がいる。刺す種類でも刺すのはメスのみ。
●症状/刺されたところが赤く腫れ、かゆみをともなう
●応急手当/市販の虫刺され薬が効果が高い
◆ダニ
ダニは昆虫ではなく正確には節足動物。イエダニやマダニがよく見られる種類。
●症状/イエダニは刺された1~2日後に激しいかゆみをともなう炎症を起こす。
●応急手当/イエダニはかかないように注意して、市販の虫刺され薬を塗る

【咬む虫】
ムカデは毒を持っていて、噛まれると炎症を起こす。不用意に近づかないようにすること。
◆ムカデ
足がたくさんある節足動物。攻撃性は低いが、不用意に触れると咬まれることがある。
●症状/咬まれた瞬間に痛みが走り、しびれる。やがて腫れてくる。
●応急手当/抗ヒスタミン薬とステロイド成分を配合した外用薬が効果があるとされている
◆アリ
多くは人間を咬むことはないが、イエヒメアリやヤマアリなど、咬む種類もいる
●症状/種類にもよるが、チクっとした小さい痛みがあり、咬まれたところが炎症を起こす
●応急手当/大事にいたることは少ないが、症状が改善されなければ病院へ

【刺す虫】
とくに毒性が強いスズメバチには要注意。スズメバチがいたら、すみやかにその場から離れるように。
◆ハチ
種類やオスメスにより、刺すものと刺さないものがいる。とくにスズメバチには要注意。
●症状/体質などによって症状には個人差がある。多くは痛みとともに炎症を生じる
●応急手当/毒を抜いて、患部を冷やし、安静を保つ。受診したほうがよいことも多い

【触れると被害がある虫】
アウトドアシーン以外にも、日常のガーデニングなどでも被害は多い。手袋を着用することなどが予防につながる。
◆毛虫(ドクガの幼虫)
ドクガやチャドクガ、イラガの幼虫が毒を持っている。チャドクガは椿などを好む。
●症状/毒針毛に触れると赤く腫れ、痛みとかゆみを生じる
●応急手当/虫刺されの応急手当の基本どおり、冷やして外用薬を塗る
◆ハネカクシ
被害が多いのはアオバアリガタハネカクシ。体色は赤と黒の2色で、姿はアリに似ている。
●症状/知らずにつぶして体液にふれると、赤く腫れて、ブツブツや水泡ができる
●応急手当/市販のステロイド外用剤を塗り、改善されなければ病院へ

出典:『図解 応急手当ハンドブック―アウトドア レスキュー 家庭』

【書誌情報】
『図解 応急手当ハンドブック―アウトドア レスキュー 家庭』

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