知育玩具を与えることが赤ちゃんの認知力を高めるわけではない理由とは?【賢い子は1歳までの眠りで決まる】

睡眠をさまたげない刺激が脳を発達させます
賢い子が育つポイント
●脳を成長させつづけるには挑戦や変化(=刺激)が必要です
●適度な刺激と睡眠が脳を成長させます
●秩序立てた活動や知育玩具が赤ちゃんの認知の力を高め、学校の成績をよくするとはかぎりません
刺激が、赤ちゃんの脳の発達、つまりは認知力の発達を高めるという説がどうやって証明されたのか見てみましょう。その多くはネズミを使った実験によってでした。1960 年代まで一般的に、ネズミで実験を行う場合、ひとつのケージに3匹ずつ入れ、おもちゃなどネズミが興味を持ちそうなものは与えていませんでしたが、その後、ある研究者がネズミの友だちを2〜3匹と車輪やはしごなどを5〜6個加えたところ、ネズミの脳の神経細胞がより複雑に結合することがわかったのです。これによって、脳がまわりの環境に応じて変化することがはじめて証明されました。
しかし、確かに脳を成長させつづけるには挑戦や変化(=刺激)が必要ですが、この発見を過大評価するべきではありません。思い返してみてください。ネズミが与えられたのは、数匹の友だちとみんなで使ういくつかのおもちゃだけ。別にネズミをディズニーランドのような場所に連れていったわけではありません。
赤ちゃんにいくつかのカラフルで安全なおもちゃを与え、抱っこしたり、一緒に遊んだり、話しかけたり、歌ってあげたりして刺激を与えることはとても大切です。しかし、秩序立てた活動をしたり、知育玩具を与えることが、赤ちゃんの認知力を高め、将来、学校の成績もよくするとはかぎりません。実のところ刺激が多すぎると逆効果になる可能性もあります。赤ちゃんの大事な睡眠時間が削られてしまわないようにすることが大切なのです。
出典:賢い子は1歳までの眠りで決まる
【書誌情報】
『賢い子は1歳までの眠りで決まる』
ポリー・ムーア 著

睡眠を専門とするプロフェッショナルが考案、自分の子どもで実践し、さらに全米で実績を積んできた「NAPSメソッド」。これによって、子どもに良質な睡眠を与え、夜泣きを改善し、乳児期に学習能力を飛躍的に発達させることができます。メソッドの方法は非常に簡単で、子どもの睡眠を記録するだけというもの。生涯にわたって重要となる集中力、情緒の安定、コミュニケーション能力ものばす、本当に優秀な子を育てる育児書。子どもの睡眠障害を防ぐこともできます。
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