卵は「固ゆで」より「半熟」が美肌に効く! 知られざる薬膳の常識。新刊『いつもおいしい!10分薬膳常備菜』より

薬膳研究家・阪口 珠未 著『いつもおいしい!10分薬膳常備菜』(日本文芸社 刊)より連載Vol.16
どうせお料理をするなら、薬効を期待できる食材を使って、カンタンに調理したものを常備菜としていつも食べることができたら、自分や家族の健康をいつも守ることができますよね。
本記事は、『いつもおいしい!10分薬膳常備菜』を出典元にアレンジした記事を連載してまいります。
さて、薬膳といえば――体によいのだろうけど、「難しそう」「特別な食材が必要そう…」
面倒で手間がかかるイメージがあります。
本書は、そんな難しさを解消し、忙しい人や料理が苦手な人でも、スーパーで手に入る食材で手軽に毎日食べられることを目指した「常備菜の作り方」を、薬膳の解説とともに提案する1冊です。
常備菜にできる一品紹介
多忙な現代人にとって、手間のかかる料理を毎日作ることが負担になり難しい場合があります。
これから紹介する、本書に掲載しているレシピは、カンタンにできる薬膳を常備菜にして、数回に分けて食べる想定のもと、保存しても味が落ちない工夫をしています。
いつでも食べられる状態にしておくことで、日頃から継続して体をケアすることができる一品です。
肌のうるおいや髪のつやに、ひと工夫

栄養学的に「完全栄養食品」とされる「卵」ですが、薬膳の視点で見ると、調理法によってその効能が変わるという驚きの事実があります。
特に肌のうるおいや髪のツヤを重視するなら、固ゆでよりも「半熟」の方が効果が高いと考えられているのです。
卵黄には「血(けつ)」を補い、精神を安定させる力があり、卵白には体にうるおいを与える力があります。
そして、半熟状態の方が、その「うるおす力」をより強く発揮するとされています。
たとえば、八角やローリエ、赤唐辛子を加えた漬けだれに一晩漬け込むだけでできる「薬膳卵」は、血を補い、エイジングケアをサポートする強力な常備菜に変身します(しかも、冷蔵庫で5日保存可能)。
作り置き常備菜が、忙しい明日の健康に役立ちます。
毎日食べる卵だからこそ、少しの工夫で「食べる美容液」に変えられる。今日から真似したくなる薬膳の知恵です。
今日帰ったらすぐできる「薬膳卵」
卵の活用(半熟ゆで卵・薬膳卵)
「半熟ゆで卵」の作り方
- 鍋にたっぷりの湯を沸かし、沸騰したら冷蔵庫から出してすぐの卵5個をそっと入れる。火を弱めて7分30秒ゆで、冷水に取ってしっかり冷やす。
「薬膳卵」の作り方
- 鍋に水150ml、しょうゆ・みりん各大さじ2、塩ひとつまみ、赤唐辛子1/2本、ローリエ1枚、八角1個入れて煮立たせる。
- ポリ袋に粗熱の取れた漬けだれと殻をむいたゆで卵5個を入れ、空気を抜いて袋の口を結び、一晩漬け込む。冷蔵庫で5日ほど保存可能。
これから紹介する書籍では、薬効が期待できる食材や、人気食べ物イラストレーター mayさん による美味しそうなイラストで、わかりやすいレシピを掲載しています。
ぜひお手にとって、健康のためにご活用ください!
今こそ、常備菜を作るなら、おいしい ✕ 体と心が整う、カンタン薬膳を
自分や家族の「冷蔵庫にある体と心のお守り」に――
中医学を専門とする人気薬膳研究家である阪口 珠未(さかぐち すみ)さんが手がけた新刊『いつもおいしい!10分薬膳常備菜』。
薬膳とは、中国医学(中医学)の「薬食同源」の考え方により、食材から薬効を期待して食べる料理。
薬膳のよさは、自分の体質の弱みや、季節の変化などの影響にあわせた食材を取り入れていくことで、不調になりにくい体を作ってくれる点です。
薬膳をいつでも食べられる常備菜にできれば、日頃から継続して体をケアすることができます。
薬膳を「特別なもの」ではなく、暮らしのインフラに。
本書は、薬膳知識とレシピの両方で、毎日の食卓を応援します。

-身近な食材で時短でできる!-
◎本書で使うのはすべてスーパーで手に入る身近な食材だけ
◎季節ごとに薬効を期待できる代表的野菜を、シンプルに、3種紹介
◎時短!紹介しているのは、作業時間10分程度で作れるレシピ
-季節の体調に合わせて食べたい常備菜-
◎保存できる薬膳常備菜
◎体の変化を受けやすい季節ごとに、整うレシピ
◎ぽかぽかの体、つややかな肌、心地よい眠り、きれいな髪など、「なりたい体調」から選ぶレシピ
◎かんたんにプラスオン!薬膳の力をアップさせるストック食材やふりかけ、薬膳調味料も紹介
-薬膳知識もたっぷりで楽しい誌面-
◎中医学に精通した著者による薬膳の魅力たっぷりの解説も掲載
◎人気食べ物イラストレーター mayさん による美味しそうなビジュアル



【著者紹介】
阪口 珠未(さかぐち すみ):著
薬膳研究家。株式会社漢方キッチン(薬店・薬膳スクール)代表。
国立北京中医薬大学提携。日本中医学院特別講師。
1991年より1995年まで北京に留学。旧文部省国費留学生として北京中医薬大学にて中医学を学び、同大学附属病院で臨床と実習を経験。帰国後、1999年に株式会社漢方キッチンを設立。恵比寿を拠点に、25年以上にわたり「おいしく、ムリなく体が整う薬膳」をテーマに活動を続ける女性の不調、季節によるコンディション変化、未病予防など、食と暮らしから「100年使える身体」を支える養生文化の実践と研究を続けている。自治体・企業への講演、商品監修、コンサルティングも多数手がけている。
著書に『老いない体をつくる中国医学入門~決め手は五臓の腎の力~』(幻冬舎)、『毎日使える薬膳&漢方の食材事典』(ナツメ社)、『からだのトラブル解決ごはん 薬膳せいろ蒸し』(自由国民社)などがある。
may(めい):イラスト
温かみのあるリアルな手描きのタッチで”おいしそう!”が伝わる食べ物イラストを制作。
飲食店や食品メーカーを中心に、メニューや看板、のぼり、チラシ、パッケージ、Instagram投稿用画像などさまざまなデザインやイラストを担当。
【書誌情報】
『いつもおいしい!10分薬膳常備菜』
阪口 珠未 (著) / may (イラスト)
冷蔵庫を開けたとき、体と心を整えてくれる“お守り”のようなおかずが並んでいたら――。
そんな安心を叶えるのが、本書「いつもおいしい!10分薬膳常備菜」です。
■ 作業時間10分で完成
忙しい日でも作れる、いちばん簡単な薬膳常備菜。
身近な食材だけで、体を整える一品が完成します!
■ 季節ごとに整うレシピ
各季節に食べたい薬効を持つ野菜を3 種ピックアップ。
食べるだけで自然と一年を通して体と心のバランスが整う常備菜を紹介します。
■ 「なりたい体調」で選べる
ぽかぽかの体、つややかな肌、心地よい眠り、きれいな髪など、
「なりたい体調」から常備菜を選べます。
自分や家族の体調に合わせて、毎日の食事で体づくりができます。
■ 薬効パワーアップ食材も!
薬膳の力をアップさせるストック食材やふりかけ、薬膳調味料も紹介。
かんたんにプラスオンできる優れものです。
絶品レシピはもちろん、
人気食べ物イラストレーター mayさん による美味しそうなビジュアルと、
中医学に精通した著者による薬膳の魅力たっぷりの解説も掲載。
見るだけ、読むだけでも、楽しくなる一冊です。
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