噛む力をチェックして口の衰えを予防!今日から見直したい食事の選び方【眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話】

すべての健康は口から!
口と歯の機能低下が病気を招く

口の機能が低下する原因③「やわらかいものばかり食べている」

自分の噛む力をチェックしてみよう

 やわらかい食品ばかりを好んで食べていると、さほど噛まなくても食べることができるため、「噛む力」が衰えてきます。噛む力が弱いと食べられる食品の種類が限られていき、その結果、健康でいるために必要なタンパク質、ビタミン、ミネラルが不足し、口の健康にも必要な栄養素の不足・栄養状態の悪化にもつながります。

 また、やわらかいものを食べることで噛む回数が減ってしまうのも問題です。唾液は噛むことで刺激されて分泌量が増えるため、スープやおかゆなど、咀しゃくがほとんど必要のないものばかり食べていると、唾液の分泌量が減り、口内が乾燥して口の機能が落ちる要因になります。

 とはいえ、自分がどの程度噛む力があるのか、かたいものを噛めているのかは、判断がつきにくいもの。そこで参考になるのが「山本式咬度表」です。この表は、総義歯の人が「どの程度のかたさのものを噛めるか」を客観的に評価するためにつくられました。食品の噛みやすさによって6段階にレベルが分かれていて、数値が大きくなるにつれて噛む力がより必要になります。

 数値が小さいものばかりを食べていた場合は、噛む力が弱っているかもしれないので、いつもより少しかたいものを食べるよう意識してみましょう。心配な方は、かかりつけの歯科医と相談のうえ、徐々にかための食品を増やすことが大切です。

普段食べている食品・食材はかたい?やわらかい?

①あまり噛まなくても食べられる→⑥噛みにくい【出典】「山本式咬度表(山本式総義歯咀嚼能率判定表)」を引用、改定

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話』著:栗原丈徳、栗原毅

【著者紹介】
栗原ヘルスケア研究所 所長 栗原丈徳(くりはら・たけのり)
1982年、東京都生まれ。歯科医師。鶴見大学歯学部卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科中退。日本抗加齢医学会、日本咀嚼学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会などの会員。「予防歯科」「食と健康」をテーマに活動している。特に「口の健康と全身疾患との関連性」について大学や介護施設などで積極的に講演も行っている。『内科医と歯科医が教える 病気知らずの食べ方 みがき方』(日東書院)、『体が勝手に痩せはじめる おくち美化習慣』(KADOKAWA)など、監修書・著書多数。
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栗原クリニック東京・日本橋 院長 栗原 毅(くりはら・たけし)
1951年、新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶應義塾大学大学院教授。現在は栗原クリニック 東京・日本橋の院長を務める。日本肝臓学会肝臓専門医。治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』(日本文芸社)、『ズボラでもラクラク! 内臓脂肪がスルッと落ちる 超悪玉コレステロールも減らす 自宅でできる名医のワザ!』(三笠書房)など監修書・著書多数。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話』
著:栗原丈徳、栗原毅


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