口は全身の健康につながる入り口!歯茎の色や舌の苔でわかる自分自身の健康状態チェック法【眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話】

すべての健康は口から!
口と歯の機能低下が病気を招く

口は全身の健康につながる入り口

口の中を見れば、自分の健康状態がわかる

 すべての食べ物は口から摂取され、噛み砕かれ(咀しゃく)、唾液と混じって飲み込まれ(嚥下)、のど、食道を通って胃腸へと運ばれます。そこで消化・吸収が行われ、消化されずに残った分は便として肛門から排出されます。「消化器」とは、この一連の働きをしている器官の総称です。ですから、口は消化器のスタート地点であり、消化器という重要な臓器(器官)の一部でもあるのです。また、消化器は口から胃や腸を介して肛門まで体の中心でひと続きになっています。このことからも、口の健康は体全体の健康とストレートにつながっていることが理解できるでしょう。

 実際、口の中を観察することで、自分の健康状態を知ることができます。

 例えば、健康な人の歯茎は淡いピンク色をしていますが、貧血気味だと歯茎が蒼白に変化します。歯茎は、腫れたり出血を起こしたりと、変化に気づきやすい場所です。

 口の渇きに関しては、見ただけではわかりづらいかもしれませんが、パサパサ感やネバネバ感があったり、舌の上の「苔」が増えていないかなどをチェックしてみてください。後ほど詳しく説明しますが、菌の温床である「舌苔」が、全身疾患を引き起こす、要因となっています。日ごろから口の中を観察することは、自分自身の健康状態を知る近道です。

口は消化器のスタート地点

自分の口の中をチェックしてみよう

歯茎の色

健康な歯茎の色は薄ピンクです。 赤みや腫れ、出血がある場合は歯周病などのサインかもしれません。

ドライマウス

唾液の分泌量が低下すると口の中が渇き、ネバネバ感、口臭の悪化、むし歯や歯周病などの原因に。

舌の苔

健康的な舌の色は淡いピンクです。その上に全体的に厚く、白っぽい苔がある場合は、体調不良、水分不足などの可能性も。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話』著:栗原丈徳、栗原毅

【著者紹介】
栗原ヘルスケア研究所 所長 栗原丈徳(くりはら・たけのり)
1982年、東京都生まれ。歯科医師。鶴見大学歯学部卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科中退。日本抗加齢医学会、日本咀嚼学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会などの会員。「予防歯科」「食と健康」をテーマに活動している。特に「口の健康と全身疾患との関連性」について大学や介護施設などで積極的に講演も行っている。『内科医と歯科医が教える 病気知らずの食べ方 みがき方』(日東書院)、『体が勝手に痩せはじめる おくち美化習慣』(KADOKAWA)など、監修書・著書多数。
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栗原クリニック東京・日本橋 院長 栗原 毅(くりはら・たけし)
1951年、新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶應義塾大学大学院教授。現在は栗原クリニック 東京・日本橋の院長を務める。日本肝臓学会肝臓専門医。治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』(日本文芸社)、『ズボラでもラクラク! 内臓脂肪がスルッと落ちる 超悪玉コレステロールも減らす 自宅でできる名医のワザ!』(三笠書房)など監修書・著書多数。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話』
著:栗原丈徳、栗原毅


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