歯ぐきから全身に炎症が広がる?放置すると糖尿病や脳卒中のリスクも【図解 口と歯の話】

すべての健康は口から!口と歯の機能低下が病気を招く

歯周病からの全身疾患が社会問題に

気づかないうちに進行し深刻な病を誘発

 口や歯の衰えは、皆さんが思っているよりも早くに訪れます。決して高齢になってから、突然、歯を失うわけではありません。その事実は、歯周病が増え始める年齢にも表れています。

 歯周病にかかっているかどうかの目安は、「歯周ポケット」の深さで推測します。歯周ポケットとは、歯と歯茎の間にある溝のこと。健康な人ならこの溝の深さは1~2ミリ程度。4ミリを超えるとやや進行した歯周病(歯周炎)が疑われます。4ミリ以上の歯周ポケットを持つ人の割合は全体の約半数にのぼり、25~44歳の若い世代でも、30%以上が該当します。

 歯周病の厄介なところは、無症状で進行するという点です。初期であれば、正しい口腔ケアによって改善します。しかし、自分が歯周病だと気づかないうちに進行する場合が非常に多いのです。そして、進行するほど歯周ポケットは深くなり、その内部の炎症部位から、口内の歯周病菌や炎症性物質が血管などを通じて体内に入り込み、全身に深刻な影響を与えます。

 歯周病による炎症で産生される炎症性物質は、糖尿病を誘発するほか、血管内で炎症を引き起こすと動脈硬化が進み、脳卒中や心筋梗塞を起こす危険も。さらに、誤嚥性肺炎や認知症のリスクなども高まるとされており、全身に深刻なダメージをおよぼすことがわかっています。

15歳以上の約半数(47.9%)がやや進行した歯周病に

歯周ポケット(4㎜以上)を有する人の割合の年次推移

歯周病は全身疾患の引き金に

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話』著:栗原丈徳、栗原毅

【著者紹介】
栗原ヘルスケア研究所 所長 栗原丈徳(くりはら・たけのり)
1982年、東京都生まれ。歯科医師。鶴見大学歯学部卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科中退。日本抗加齢医学会、日本咀嚼学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会などの会員。「予防歯科」「食と健康」をテーマに活動している。特に「口の健康と全身疾患との関連性」について大学や介護施設などで積極的に講演も行っている。『内科医と歯科医が教える 病気知らずの食べ方 みがき方』(日東書院)、『体が勝手に痩せはじめる おくち美化習慣』(KADOKAWA)など、監修書・著書多数。
ーーー
栗原クリニック東京・日本橋 院長 栗原 毅(くりはら・たけし)
1951年、新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶應義塾大学大学院教授。現在は栗原クリニック 東京・日本橋の院長を務める。日本肝臓学会肝臓専門医。治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。『1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法』(日本文芸社)、『ズボラでもラクラク! 内臓脂肪がスルッと落ちる 超悪玉コレステロールも減らす 自宅でできる名医のワザ!』(三笠書房)など監修書・著書多数。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 口と歯の話』
著:栗原丈徳、栗原毅


【Amazonで購入する】

【病気も、老化も、寿命まで——。
口と歯を健康にすれば、あらゆる不調はすべて解決する!!】

シリーズ累計400万部突破!
『眠れなくなるほど面白い図解シリーズ』健康最新作!!

歯周病や虫歯のメカニズムから、全身との関係までを図解でわかりやすく解説。
さらに、

・体調不良の根源にアプローチする「起床後直行10秒舌磨き」
・子どもも大人も歯を守れる「虫歯菌最強防御メソッド」
・口から老化を防ぎ健康寿命が延びる「アーモンドプラス」

など、今日から実践できる具体的な方法も多数紹介しています。

「口」から健康を変え、人生100年時代に一生動ける体をつくる一冊です。

この記事のCategory

求人情報

インフォテキストが入ります