緊張や不安を自然に和らげる!人と関わることで育つ腹側迷走神経とおだやかなブレーキ機能【「不安ぐせ」のある子と「だいじょうぶ」を育む ポリヴェーガル理論】

誰かとつながって楽しむおだやかなブレーキ役「腹側迷走神経」

 腹側迷走神経は、誰かとつながりながら楽しんだり安心を感じたりする、おだやかなブレーキの役割を果たしています。脳幹の前方(おなか側)から伸び、顔の筋肉や耳のなかの神経と連動し、のど、肺、心臓などを通っています。

 顔や耳、のどは、円滑なコミュニケーションをとるうえで重要な役目を担う部位。そこに、人とつながってリラックスする腹側迷走神経が関わっているのは、とても理にかなっているといえます。

 腹側迷走神経がよく働いていると、人とのつながりのなかで楽しい、気楽だ、満ち足りている、うれしいといった気持ちが自然に湧いてきます。

 協働調整を重ねて腹側迷走神経を育てることで、緊張や不安が高まったとき、自然とおだやかなブレーキが働くようになります。

腹側迷走神経の役割 

誰かとつながったり関わったりすることで、安心や楽しさを感じてリラックスできる、おだやかなブレーキ役。この神経がよく働いていると、今この瞬間に集中し楽しむ「今ここ」度がアップし、ひらめきや気づきを得ることも多くなります。

イラスト:なか

腹側迷走神経がよく働いていると

◯ 表情が豊か
◯ リラックスしながら、いきいき話す
◯ 声に抑揚がある、声がおだやか
◯ 自然な姿勢
◯ 呼吸が深くてゆったりしている
◯ 目がキラキラと輝いている
◯ まわりをよく見られる

イラスト:なか

【出典】『「不安ぐせ」のある子と「だいじょうぶ」を育む ポリヴェーガル理論』著:浅井咲子 / イラスト:なか

【著者紹介】
浅井 咲子
公認心理師、神経セラピスト。立教大学卒業後、外務省在外公館派遣員として在英国日本国大使館勤務。その後、米国ジョン・F・ケネディ大学院にて、カウンセリング心理学の修士課程(身体心理学専攻)を修了。オークランドの地域カウンセリングセンターにて研修を行う。帰国後、教育センターや企業内で相談員として勤務。2008 年、セラピールーム「アート・オブ・セラピー」を設立し、自己調整とレジリエンスのある生活を提案し続けている。
著書に『今度こそ「不安ぐせ」をゆるめるポリヴェーガル理論』(日本文芸社)、『不安・イライラがスッと消え去る「安心のタネ」の育て方』(大和出版)、『「今ここ」神経系エクササイズ』『「いごこち」神経系アプローチ』(梨の木舎)、翻訳書に『子どものトラウマ・セラピー』『トラウマによる解離からの回復』(国書刊行会)、『レジリエンスを育む』『発達性トラウマ治癒のための実践ガイド』(岩崎学術出版社)など。
ーー
ブログ: https://ameblo.jp/artoftherapy/
HP「ART of therapy」: https://assakijp.wixsite.com/artoftherapy/profile

【書誌情報】
『「不安ぐせ」のある子と「だいじょうぶ」を育む ポリヴェーガル理論』
著:浅井咲子 / イラスト:なか


【Amazonで購入する】

3つの自律神経を味方につけて
〈不安ぐせ〉を〈安心習慣〉に変える!

いつも不安にふりまわされて、
シクシク、くよくよ、イライラ……
「うちの子、もしかして不安になりやすい?」
「人より繊細なのかな?」と思ったら
ぜひ本書の「ポリヴェーガル理論」にもとづくワークを試してみてください。

ポリヴェーガル理論は、ステファン・ポージェス博士が提唱した神経理論で、
自律神経を「交感神経」と「2つの副交感神経(背側迷走神経・腹側迷走神経)」の3つとして捉えます。

・人の表情や声色、変化によく気がつく
・大事なイベントの前にネガティブなイメージをしがち
・登園時、登校時はこれから過ごす時間を考えて泣いてしまう
・にぎやかな人の近くにいると、いつもイライラ
こうした「不安ぐせ」は性格から生まれるものではなく、
心と体を守ろうとする安全システムが働くことで生まれるもの。

本書では、ポリヴェーガル理論にもとづき、
子どもの「不安ぐせ」のしくみをやさしく解説しながら、
親子でできるシンプルなワークを紹介します。

不安やストレスを感じても
「わたしは大丈夫」「なんとかなる」と思える力――“レジリエンス”を、子どもと一緒に育てていきます。
がんばって変えようとしなくて大丈夫。
安心は、親子の関わりのなかで、少しずつ育っていきます。

この記事のCategory

求人情報

インフォテキストが入ります